ハワイの教育コラム|ハワイから心と心が通じる教育を発信する
Mindfulness in education
Vol.12 ハワイの夏・ひまわりのような子ども達から学ぶこと
皆さんは休みの日は何をして過ごしていますか? また、何をしているときに幸せを感じますか?
私の土曜日は、ロイヤルハワイアンショッピングセンターの中庭でヨガクラスのティーチングからスタートします。 体を動かすことが好きで、移動はいつもBIKI。ヨガのティーチングをし、心身ともに生徒さんと一緒にリラックス時間を堪能。その後ジムに行き30分走ります。
ホノルルマラソンなど、マラソンのイベント時にヨガのクラスを依頼されることがあるので、マラソン後に合うヨガクラスを提供するために、体の状態、使う筋肉、ランニング後の疲労感を自分で感じて提供したいと思ったことがきっかけで走り始めました。
娘も土曜日の半日はダンスのクラスがあるので、それぞれの場所で思いっきり体を動かしています。そして一緒にいるダウンタイムは、ゆっくり過ごすことが多いです。家族でブッククラブをしているので、カフェに行き、1時間ほどそれぞれが黙々と本を読み、進み具合を報告し合い、内容、感想をシェアしたりして、読書の時間を楽しんでいます。
アメリカの家族は読書が大好きで、その影響から私たちも読書習慣が身につきました。読書が好きな小学生高学年に現在人気の本は、アメリカの作家リック・リオーダン(Rick Riordan)による半神半人の少年パーシーの活躍を描いたファンタジー小説の『オリンポスの神々と7人の英雄』(The Heroes of Olympus)」。
娘も全五巻からなるこのシリーズを小学4年生の時に一気に読み、今年の夏休みは1冊500ページもある続編のシリーズの完全保存版(5冊セット)を自分のお小遣いで購入。隙間時間を見つけては、読んでいます。ギリシャ神話の世界と現代を融合させた本で多くの子ども達を魅了している本です。
読書は、想像力を掻き立てるのにとてもいいですよね。 親子で水彩画をする時間も大好きです。真っ白のキャンバスに筆を自由に動かして絵を描くことは、とてもリラックスできます。自分の心、今の状態を真っ白のキャンバスに表していくように、自由に筆を重ねて色を出し作品にしていくクリエイティブな時間は、心がスーッとする時間。それぞれの作品を部屋の壁に飾ってアート鑑賞をしています。
意識が外にばかり向いてしまうと、いつの間にか家が散らかっていたり家庭内のコミュニケーションにずれを感じたり、オフバランスになりますよね。予定表を見て、仕事や友人と出かける予定ばかりになっていることはよくありますが、“自分の時間”を予定に入れてみましょう。家事とは別に、家で楽しめる趣味を見つけるともっとリラックスしたクオリティの高い時間を過ごせるようになるのではないでしょうか?
心から幸せを感じる時間を増やしましょう。
See you next time!
Kayoko Perkins
ハワイ在住12年。英語とヨガに情熱を注ぐ小学校四年生の娘の母。ワイキキにある語学学校ハワイパームスイングリッシュスクールでスクール業務全般に携わる傍ら英語、ヨガウェルネスクラスも指導。ヨガインストラクターとして、ハワイでのホテル、イベント、ヒーリングヨガセッションなどで活躍する。また、ハワイの公立小学校でも、日本語、キッズヨガを教えている。
(日刊サン 2019.07.19)