@PIXTA
メディケアは米国政府により提供される最大の医療保険プログラムで、パートA、パートB、パートC及びパートDの4つに分かれています。
パートA(医療提供者―米国政府)
病院や高度看護施設に入院したり、在宅介護、ホスピスケアなどの医療費をカバーするもので、65歳以上のアメリカ市民権保持者、或いはアメリカに5年以上滞在している永住権保持者が対象となります。保険料は、アメリカに10年以上働いて、税金を納めていれば基本的には無料です。
抽選や呼び寄せで永住権を取得した方で、アメリカで働いたことのない方でも、毎月の保険料を支払えば、パートAを受け取ることができます。
また、65歳未満でも24カ月以上の障害者給付を受けていたり、特定の条件を満たしている方は、加入資格が得られます。
パートB(医療提供者―米国政府)
お医者様にかかった際の診察料、検査や外来治療の保険で、パートAがカバーしない医療も補償するだけでなく、予防医療の一部もカバーされます。保険料は収入によって異なり、$134~$428.60です。
ソーシャルセキュリティーを受け取っている方は収入から差し引かれますが、まだ受け取っていない方は毎月請求書が送られてきます。
色々な支払い方法がありますので、手続きの際、お尋ねください。
パートC(医療提供者―保険会社)
別名メディケア・アドバンテージと呼ばれています。
パートAとパートBの両方を持っていないと加入資格がありませんが、政府の認可を得て保険会社が提供しているプランです。パートAとパートBの他にパートDの処方箋薬までカバーするプランがあります。
タイプとしてはPPOやHMOなどがあるので、自分の主治医がどちらのタイプに加入しているか確認する必要があります。
パートD(医療提供者―保険会社)
2006年メディケアに追加された処方箋薬のための保険です。
【以下がメディケアの加入例です。参考にしてください】
●パートA+パートB+パートD
●パートA+パートB+パートD+メディケアサプルメント保険
●パートC
メディケアのパートAとパートBだけではペナルティーがかかりますので、お気をつけください。
(日刊サン 2017. 9. 15)
横江和子親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。 シニア医療保険スペシャリスト 問合せ先:[email protected] |