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シニアの医療保険に関して、 間違った解釈をしていませんか?

シニアの皆さんは退職後、通常オリジナル・メディケアに加入をして、パートAとパートBの両方を持っています。パートBの保険料は払い続けなくてはならないことをご存知だと思います。しかし一般のシニアの方はパートDのドラッグのカバレッジがないので、保険会社が提供しているパートC、別名メディケア・アドバンテージに加入なさっています。このパートCのほとんどのプランはパートA、パートB&パートDが組み込まれてALL IN ONEになっています。  

多くの方が間違って解釈している点は、オリジナル・メディケアでカバーされない部分が、パートC(メディケア・アドバンテージ)でカバーしていると思っていることです。 きっとパートBの保険料を払い続けているからかもしれません。  

 

シニアの方はプランを一つしか持てませんので、オリジナル・メディケアかメディケア・アドバンテージのどちらかを選ばなくてはなりません。 メディケア・アドバンテージを選んだ方は、オリジナル・メディケアのカードを持ち歩く必要はありませんので、自宅の大事な書類と一緒に保管することをお勧めします。  

皆さんはソーシャルセキュリティカードを持ち歩かないようにしてると思いますが、何故でしょうか? 万が一、紛失すると個人情報が流れてしまいますし、手続きも厄介です。

メディケアカードには皆さんの、あるいは配偶者のソーシャルセキュリティの番号が記載されていますので、気を付けましょう。  

 

シニアの方は会社のグループ健康保険とオリジナル・メディケア或いはメディケア・アドバンテージ(パートC)などのシニアの医療保険を両方持つことができます。

二つ持っている方はどちらが第一でどちらが第二でカバーされるかしっかり把握しておきましょう。  

 

シニアの医療保険は内容が毎年変わりますので、毎年時期になりましたら、セミナーに参加して見直して下さい。

 

 

(日刊サン 2017/6/9 )

 

横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

シニア医療保険スペシャリスト 問合せ先:[email protected]