もうすぐ65歳になる方は、下記のような準備を始めましょう。皆さんの状況により異なりますが、メディケアのパートA及びパートB或いはパートAのみの申請準備を始めましょう。のんびりしていると期日までにカードが届かないことがありますので、前もってどんな書類を用意すべきか、メディケアの事務所にお問合せください。お誕生日の前の月にメディケアカードや手紙が届かなかった場合、薬付きメディケア・アドバンテージ(パートC)を申請することができませんので、カードが届いてからの手続きとなります。
保険会社が運営するプランに加入するのでしたら、オープン加入期間にセミナーが行われていますので、参加してみて下さい。加入する前にもう一度説明を受けると理解しやすいかもしれません。老後アメリカで暮らす方は長期介護保険に加入すべきかどうか決める最後の時期でしょう。この時期に加入手続きをすれば、保険料もそれほど高くないのですが、70歳近くなるとメディカルの査定が生命保険以上に厳しいので、加入が難しくなり、保険料も高くなります。 ソーシャルセキュリティの年金をまだ受け取っていない方はいつ受け取り開始を始めるか検討する時期です。受け取り出来る時期は62歳から70歳までです。申請の時期は慎重に決めないと損をすることになるので、専門家にご相談ください。年間収入や資産の少ない方には エクストラ・ヘルププログラムがありますので、2018年の個人の年間収入$18,090、ご夫婦の年間収入$24,360以下の方はメディケアの事務所にお尋ねください。
【法的文書の準備】
1人暮らしの方は万が一のことを考えて準備しておかないと、親戚や周りの友達に迷惑がかかります。加入しているすべての保険、主治医、緊急連絡先、ファイナル費用として、お葬式代がでる$20,000位の預貯金の準備、なければ生命保険に加入しましょう。ハワイに子供や親戚のない1人暮らしの方は、日本の連絡先など前もって色々な準備をして、お部屋のわかりやすい場所に置いておきましょう。
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト 問合せ先:[email protected]
(日刊サン 2018.02.02)