長期介護とは?
他人の介助が必要になったり、相当の監視が必要な状態になった場合に、ナーシングホームや、アダルトデイケア、自宅介護、アシステッドファシリティーとなんらかの介護サービスが必要になってきます。では、これらの費用をどうやって支払いますか? 家族が負担? 自分の蓄えから? ロングタームケア保険? 上記のような費用を積み立てで準備するには一体いくらあれば、賄えるでしょうか。場合によってはこの費用だけで数10万ドルになる可能性もあります。経済的に自立しておきたい、ちゃんとした介護が受けたい、財産を減らしたくないという方は介護保険を購入することで、今から安心感を得られます。
ロングタームケア保険とは?
ロングタームケア保険は、長期介護保険で、食事の摂取、排泄、入浴、衣服の着脱、移乗、トイレなどの日常動作において他人の介助を必要としたり、アルツハイマーなどの認識機能障害のために、相当の監視が必要と診断された場合に支払われる保険です。
介護状態には、皆なるのでしょうか?
今、元気ですと想像がつかないかもしれませんが、不動産や車を持っている皆さんは必ず火災保険や自動車保険には加入していると思います。
しかし一生涯で、火事や事故の起きる確率はどうでしょうか?
介護はメディケアではカバーされませんので、ご自分で準備が必要です。介護状態になる確率は年齢によりますが、長生きすればするほど、頭か体のどちらかが徐々に思うように動かなくなります。使うかどうかわからないものに無駄な経費を支払いたくないという方には、生命保険に長期介護の特約を付けるタイプをお勧めします。長期介護の査定は生命保険より厳しいので、元気なうちにご検討下さい。骨粗鬆症になる前に、できれば70歳になる前くらいまでに手続きをすることをお勧めします。
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]
(日刊サン 2019.06.14)