日刊サンWEB

過去記事サイト

ハワイ在住者のためのライフプランのお話【リタイヤメントの準備をしていますか?】

近年では寿命はどんどん延び、退職してから20~30年位はあります。家賃や管理費なども年々値上がりしていますし、年とともに医療費や薬代も増えていきますので、ソーシャルセキュリティのベネフィットだけでは暮らせません。若いうちから対策をしっかりしておかないと、老後苦しい生活になってしまいます。では今からどんなことができるか考えてみましょう。

 

ハワイは昔から物価は他の州より高く、お給料は安いので、老後のための貯蓄をするのはなかなか難しいですよね。現在仕事をしている方は、仕事をできる限り長く続ける事をお勧めします。70歳まで働き続けて、ソーシャルセキュリティのベネフィットの受け取りを遅くすることにより、最大化できるのをご存知ですか? フルタイマーからパートタイマーに変わっても週20時間以上働いていたら、医療保険は支給されますので、かなりの医療費のセーブになります。  

 

私達の悩みはいつまで生きられるかですが、こればかりは誰もわかりません。そのため、今まで汗水流して貯蓄をしても、予想以上に長生きしたら、貯蓄を使い果たしてしまうかもしれません。はたまた質素に倹約して暮らしても、財産をあの世にまで持っていくこともできません。  

 

シニアの方で今まで一生懸命貯蓄したものが使い果たされることなく、生きている限りもらえる即時年金があるのをご存知ですか? 私達の寿命がわからないので、このようなタイプを選ぶと一生安心して、今までのようなお給料のように毎月決まった額を受取ることができます。  

 

最近知人が賃貸物件を売却して、即時年金に加入しました。今までのような家賃収入分を受取っています。テナント探しや修理代などの煩わしさから開放されほっとしている方もいます。まずは401KやIRAなどを利用して老後のための積み立てから始めましょう。早く始めれば、始めるほど、積立額が増えていきますので、楽しみになります。しかしある程度の年齢になったら、リスクを避けて、安全策で積み立てすることをお勧めします。

 

 


横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

 

シニア医療保険スペシャリスト

問合せ先:[email protected]


 

 

 

(日刊サン 2019.02.15)