メディケア・アドバンテージは保険会社が運営するシニアの医療保険で、別名パートCと呼ばれています。
加入できる条件は、(1)メディケアのパートA及びパートBの両方を持っていること。(2)末期の腎不全を患っていないこと。(3)サービスエリアに住んでいること、です。
メディケア・アドバンテージは、オリジナルメディケアが提供しているものはすべてカバーされます。その他に各保険会社は色々な魅力のあるベネフィットをシニアの方に提供していますので、ご自分の健康状態と懐と相談の上、自分に合ったプランを選ぶことができます。 このプランを選んだ方はオリジナルメディケアから離れることになりますので、オリジナル・メディケアのカードはご自宅に保管して頂き、保険会社のカードを利用して頂くことになります。
今から10数年前はシニアの方にとって、あまり選択肢がなかったのですが、アメリカ本土からも保険会社が進出してくるようになり、今では各保険会社がいくつかプランを提供しているので、たくさんの中から選べるようになりました。ですが、その分、慎重に選ばなくてはなりません。ほとんどのプランには薬のカバレッジ付いていますので、パートC=パートA+パートB+パートDとなります。
保険を選ぶ際に気を付けなくてはならないことは…
●主治医や専門医がネットワークに加入しているかどうか
●ご自分の摂っている薬がカバーされているかどうか
●手術の際、事前の許可がスムーズにおりるかどうか
●トラブルが起きた際、カスタマーサービスの対応が良いかどうか
●デンタルの特約を付ける価値があるかどうか(加入前に歯科医に確認)
65歳を過ぎてからメディケアのパートBを取得して、メディケア・アドバンテージ(パートC)に加入する場合、保険会社は65歳から今までの期間の薬のカバレッジを持っていたかどうか確認のため、会社からの手紙を郵送し、期日までに返信が必要となりますので、前もって証明できる書類を用意すると便利です。
横江和子親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。 シニア医療保険スペシャリスト 問合せ先:[email protected] |
(日刊サン 2019.11.08)