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ハワイ在住者のためのライフプランのお話【メディケア・アドバンテージ(パートC) の自己最高負担額と免責額について】

ANNUAL OUT OF POCKET MAXIMUMとかMAXUMUM OUT OF POCKET (自己最高負担額)という言葉をよく耳にしますが、どういう意味かご存知ですか?  

 

オリジナルのメディケアには自己最高負担額が設定されていないので、大病をすると20%が自動的に自己負担額となり大変です。  

 

保険会社が提供しているメディケア・アドバンテージ(パートC)のプランには必ず自己最高負担額が設定されています。毎月の保険料があるプランは、自己最高負担額が低く設定されていています。ネットワーク内を利用していれば、2019年は$3,400から$6,700です。ご自分で、この金額を支払ったら、その後どんな請求書が来ても支払わなくて良いのです。  

 

この金額はパートAとパートBの医療費のことで、パートDの薬代は含まれません。しかし薬のなかにはキモセラピーやクリニックの監視のもとで、受ける治療はパートB扱いもありますので、ご自分の受けている治療がパートBであるかパートDであるかクリニックでご確認ください。  

 

現在、月保険料が発生していないプランの自己最高負担額は$6,700になっていますので、病気がちで救急車の利用が多くなり入退院をするようになったら、プランの変更を検討したほうが良いかもしれません。

 

 

DEDUCTIBLE(免責額)とは  

保険会社により免責額があるタイプとないタイプがありますので、加入の際ご確認ください。  

 

現在処方箋の薬の種類はTIERで分かれていますが、免責額が設定されている場合、保険会社の規定に従い、免責額まで薬代を支払わないと、保険が適用されません。高いお薬を使用している方は1月に薬を取りに行って、$300以上の支払いになることがありますが、免責額を支払わなくてはならない高いお薬を使っているからです。  

 

薬をほとんど使用していない間は問題ありませんが、専門医にお世話になる機会が多くなったり、高額の薬を使用するようになった場合は、毎月の保険料や薬代を含めてプランを検討したほうが良いでしょう。

 

 

(日刊サン 2019.10.11)