メディケアカードにはパートAとパートBの2種類がありますが、65歳の3ヵ月前にどのような状況であるかによって、申請が異なります。
【パートAとパートBの両方を申請する必要があるかもしれない場合】
●すでに退職をしている方で医療保険の無い方
●自家営業で高い医療保険に加入している方
●65歳になったら近いうちに退職を考えていて、医療保険の無くなる方
【パートAのみ申請する場】
●現在働いている会社のグループの医療保険に加入している方(従業員が20名以下の場合、メディケアの事務所にパートBの申請が必要であるかどうか確認することをお勧めします)
●配偶者のファミリープランに加入している方(毎月の保険料によりこのまま続けるか或いはキャンセルをしてシニアの医療保険に加入するか検討してみてください)
パートBは毎月支払いがありますので、65歳の3ヵ月前に申請しない方は慎重に申請時期を決めなくてはなりません。65歳を過ぎて、退職をするようになったら、グループの医療保険とシニアの医療保険の間にギャップが起きないようにしなくてはなりません。メディケアのパートAとパートBの両方が揃わないと、薬付きパートCのプランに加入ができませんし、薬のカバレッジがない方はこのままにしているとペナルティがかかりますので、お気を付けください。
64歳或いは退職の半年位前からセミナーなどに参加して基礎知識を得ることをお勧めします。呼び寄せや抽選で永住権を取得した方で、働いたことがなく、税金を納めていなければ、メディケアのパートAとパートBを買うことができます。保険会社が提供しているパートC(2019年のホノルルの保険料はゼロから$176)は毎年内容が変わりますので、しっかり内容を把握して、上手くベネフィットを利用して、健康に気を付けてお過ごしください。
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]
(日刊サン 2019.02.08)