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ハワイ在住者のためのライフプランのお話【メディケアのパートBの申請について】

メディケアとは  メディケアは連邦保健福祉省(DEPARTMENT OF HEALTH HUMAN SERVICES)のメディケアメディケイドセンター(CMS)が運営する、米国政府により提供される最大の医療保険プログラムです。  4つのパートで構成され、パートAとパートBはオリジナルメディケアとみなされています。  

 

65歳前に社会保障給付金を受取っている場合、通常パートAとパートBが付いているメディケアカードが自動的にご自宅に送られてきますが、もしパートBが必要なければ、戻すことができます。働いている会社(従業員20名以上)からグループの薬付き医療保険を提供されていれば、退職するまで、パートBの申請をする必要がありません。働いている会社が従業員20名以下の場合、65歳でパートAの申請の際、パートBの申請の必要があるかどうかご確認の上、手続きをしてください。  

 

最近では65歳過ぎても働き続ける方が多いようです。65歳までに社会保障給付金を受取らない場合、メディケアカードは自己申請になります。会社から医療保険を提供してもらえば、パートB、パートC(メディケア・アドバンテージ)の保険料、デンタル保険料などの経費が節約できますので、老後の対策を十分してない方は是非参考にしてください。

 

65歳或いは65歳以上で退職する前にメディケアのパートAとパートBが揃ったら、次のステップはどのようにすべきでしょうか?  そのままでいたら、通常薬のカバレッジがありませんので、一般のシニアはパートDのペナルティがかかります。会社の医療保険が無くなる3カ月前からメディケアの申請をして、カードが届いたら、エージェントとご相談の上、ご自分にあったプランに加入しましょう。  

 

会社からの医療保険が切れる翌月からシニアの医療保険が有効になれば安心ですので、早めに手続きをしましょう! ペナルティは一旦発生するとアメリカにいる限り、一生涯毎月支払はなくてはなりませんので、お気を付けください。

 

 


横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

 

シニア医療保険スペシャリスト

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(日刊サン 2019.01.11)