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ハワイ在住者のためのライフプランのお話【メディケア及び メディケア・アドバンテージの注意点】

●多くの方はメディケアのパートAとパートBだけではペナルティーがかかることがありますので、お気をつけください。 加入が遅くなればなるほど、ペナルティーの額は多くなり、一生涯支払うことになります。

 

●今までお勤めしていた会社からリタイヤメントのベネフィットとして医療保険が提供されている方は、他のシニアプランに加入手続きすると、会社から提供されているプランを失い、元に戻る事ができなくなることがありますので、お気をつけ下さい。

 

●グループ医療保険とシニア医療保険の組み合わせは可能ですので、2つ持っている方はどちらが最初にカバーされる保険か確認する必要があります。

 

●65歳以上の自営業の方で、知らないで高い保険料を支払っていることがあります。その場合は経費削減できますので、ご確認下さい。

 

●オリジナルメディケアでカバーされない部分が、パートCでカバーすると誤解している方が多いようですが、それは間違いです。

 

●パートC(メディケア・アドバンテージ)に加入するにはパートBの保険料を支払い続ける必要があります。

 

●65歳のお誕生日を迎える1年位前から加入手続きをどうするかご検討ください。

 

●65歳を過ぎても働き続け、グループの医療保険をお持ちの方は、退社する3ヶ月前から手続きをして、退社する翌月からシニア医療保険がカバーする様にしてください。

 

●申請のタイミングが非常に大事で、パートBの有効になる日までにパートC(メディケア・アドバンテージ)の手続きを終えてなくてはなりません。

 

●長期介護はカバーされませんので、老後アメリカで暮らす予定の方、貯蓄を減らしたくなく、家族に迷惑をかけたくない方は長期介護保険に加入することをご検討する時期です。

 

●デンタルのカバーは通常ありませんので、保険に加入すべきかどうか歯医者さんにご相談ください。  

 

シニアになりますと、収入も限られてきますので、無駄な経費を削減して、賢く生活したいものです。70歳を過ぎてからの長期介護保険の加入は保険料が高くなりますので、加入を考えているのでしたら、60代までには加入したいものです。

 

 

 


横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

 

シニア医療保険スペシャリスト

問合せ先:[email protected]


 

 

 

(日刊サン 2018.09.28)