現在保険会社が運営するメディケア・アドバンテージに加入なさっている方が、手続きをしなかった場合、自動更新されます。しかし現在加入しているプランがなくなる場合、通知が届いているはずです。手続きをしないでいるとオリジナルメディケアに戻されてしまいます。このようなことにならないよう、加入手続きの期間に翌年のプランの情報を得て、現在のプランに留まるかどうか検討してください。 加入手続きができるのは10月15日から12月7日です。
しかし近々65歳のお誕生日を迎える方や65歳以上で会社を退職し、グループの健康保険が無くなる方はこの加入時期に関係なく、加入手続きができますので、退職前にエージェントにお尋ねください。保険会社が提供するベネフィット(1/01~12/31)の内容は毎年変わります。 シニアの方は毎年見直しをし、選ぶ権利がありますので、人任せにしないで、ご自分で把握する必要があります。保険料の高いプランが一番良いプランという考え方は間違っていますので、自分に合ったプランを探しましょう。
私達日本人は知らなくて損していることがたくさんありますので、プランのベネフィットをしっかり把握して、うまく活用したいものです。家計の経費削減にもなります。 メディケアは2つに分かれています。パートAは病院保険で、病院や専門介護施設での医療介護、一部の在宅介護、ホスピスの費用を補助するものです。 パートBは医療保険で、医師による診断、病院で外来患者として受けた医療サービスや備品の支払いを補助するものです。
オリジナルメディケアから離れて、保険会社が運営しているメディケア・アドバンテージを選ぶ事ができますが、条件としてオリジナルメディケアのパートAとパートBの両方を持っている方が加入できますので、パートBの保険料は支払い続ける事になります。
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
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(日刊サン 2018.09.21)