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ハワイの教育コラム|イゲット千恵子の子供をビジネス脳にする vol.1

ハワイの教育コラム|イゲット千恵子の子供をビジネス脳にする

Vol.1 格差社会の中で生き残る子供たち

 

はじめまして、イゲット千恵子です。連載を始める前に、自己紹介です。私は、神奈川県出身で3歳の息子とハワイへ移住したのが15年前、日米で会社を経営しています。

ハワイと日本はどちらも私にとっては、育ててもらった大切な場所。50歳を目前にして、両方の国に「役に立つおばさん」として恩返しをしたいと思い「そしたら、やっぱ納税でしょ~」と、日米で会社を経営しています。7年前に、ハワイでビジネスを始め、異国でビジネスを軌道にのせることは、多くの方は、大変そうに思うと思いますが、実は、すべてが楽しい挑戦であると同時に、巻き起るいろいろな出来事も、ゲームをクリアーするように楽しめれば、なんということはないのです。

 

私は、私が体験した国際ビジネスが、とても楽しかったと同時に、一番、自分自身が成長した出来事だと思うので、日本の子供達にビジネスを教える「CEOキッズアカデミー」を日本全国で展開して、日本人の国際競争力を育て、日本の未来を変えていけたらと思っています。私も含め、私たち日本人は、長い間、「ちゃんとして」という、曖昧な言葉でルールに従える珍しい国民であり、学校は、従順さを教える場所だったのですが、私たちが住んでいるハワイは、格差社会の国アメリカです。

 

アメリカの子供達は、小学生からビジネスやテクノロジーを学び、高校生になると、株を始める子供達も多く、子育てや教育のゴールが18歳で自立が出来るように、どれだけ準備ができているかで親の力量が現れてしまうため、ますますの格差社会の差となるのが、家庭教育なのです。だから、親の私たちが、日米の教育の違いで戸惑い、日米のビジネスの違いで悔しい思いもしている間に、子供達の教育に関しては、日本の習慣で周りの足並みを見ている間に、出遅れていることが多いのです。子供達が生きていく新しい時代は、ものすごいスピードで進化していますし、それを理解していくには、最終的に、ビジネスに繋がっていく未来が見えるわけで、親の私たちが、柔軟に捉えて理解し、応援していかなければ、足手まといの親になってしまうのです。

 

私はこの連載で、日米の教育の違いからくるビジネス思考の違いについてなど、アメリカで育つ、未来へ進む子たちを理解するためのヒントとなるような内容を書いていきたいと思っています。家族は、一つの企業経営と同じだと思っており、家族全体がやりがいを持ち、健康で幸せに生きていくために、右肩上がりの家族作りができるよう、精神的にも金銭的にも全面的に子供を応援できる親でありたいと思う方に、ぜひ、読んでいただきたいです。

 

著者プロフィール:イゲット千恵子

オアフ在住、日米で会社経営&作家。2017年に「経営者を育てるハワイの親、労働者を育てる日本の親」を出版し、日米の教育の違いによるビジネスパーソンの仕上がりの違いを書いた本が話題となる。日米での事業は、グリーンスパハワイ、通販事業、スクール、教育事業、ハワイ教育移住、執筆、講演、セミナーなど、詳しくは、WEBサイト chiekoegged.com