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今、東京・渋谷の街が大きな変貌を遂げています。六本木、続いて丸ノ内・大手町界隈と進んだ東京の再開発も、今は渋谷の番です。来年の東京五輪に向け、国立競技場への玄関口となる街として着々とビルが建て替えられ、今年12月には渋谷駅西口バスターミナル前に「渋谷フクラス」が誕生します。

 

渋谷の新名所の予感 「渋谷東急プラザ」の跡地にできる新ビルの目玉は、17階の展望庭園。「SHIBUNIWA(シブニワ)」と名付けられ、今や世界的に人気の観光スポット、渋谷のスクランブル交差点が見下ろせる新名所となりそうです。

 

渋谷駅西口の新たなシンボルとなる「渋谷フクラス」は、完成間近。17階には展望庭園も誕生します

 

高層の屋外庭園がなかった渋谷の憩いのスポットとして人気を呼びそうで、スクランブル交差点が見える絶好の穴場として、外国から日本を訪れた友人を案内したいと思っています。

 

日本初のあのレストランも 個人的に私が楽しみなのは、17階&18階にオープンする世界的レストランの「CE LA VI(セラヴィ)」。

 

シンガポールのホテル「マリーナベイ・サンズ」のルーフトップや香港、上海、ドバイなどで展開されているお店で、日本へは初上陸。カフェ&バーも併設されており、都心の夜景を眺めながら、ちょっぴり大人の時間が楽しめそうです。

 

先日出席した「渋谷フクラス」の概要発表会で説明されたビルのコンセプトは、「大人を楽しめる渋谷へ」。「渋谷109」やセンター街など、若者の街のイメージが強い渋谷ですが、大人世代が再び渋谷に戻って来られるよう、このビルは都会的で成熟した40代以上の世代をターゲットに狙うそう。

 

1階~8階、17&18階の商業エリアにレストランやショップなど69店がオープン。さらに、ビルの1階には23時まで営業するツーリストインフォメーションセンターも併設。この案内所はアートセンターの機能も持っており、旅行客に向けたおしゃれな空間になりそうです。

 

今も昔も渋谷のシンボル「ハチ公」。観光客にいつも人気です

 

まだまだ続く、渋谷の再開計画 さらに、渋谷駅南側にも東急グループが新たなビルをオープン。代官山へと続く渋谷川沿いに遊歩道が整備されるなど、ワクワクするような計画が進んでいます。立ち寄るたびに、刻一刻と変化する渋谷の街。しばらく足が遠ざかっていた人も、新たな渋谷にぜひ寄ってみてください。

 

 


竹下聖(たけしたひじり)

東京生まれ。大学卒業後、東京の某新聞社でスポーツ記者、広告営業として15年間勤務後、2012年〜2014年末まで約3年間ハワイに滞在。帰国後は2016年より、大手町のマスコミ系企業に勤務。趣味はヨガと銭湯巡り。夫と中学生の娘、トイプードルと都内在住。


 

 

 

(日刊サン 2019.10.12)