日刊サンWEB

過去記事サイト

東京オリンピックまであと1000日を切りました

Bynikkansan

12月 9, 2017

ボランティアで参加しよう

オリンピックに出場できるのはごくわずかな人達だけですが、一般人でもボランティアとして参加することは可能です。東京オリンピックでは来夏からボランティアを募集予定。応募条件は2020年4月1日時点で満18歳以上で、日本国籍あるいは日本に滞在する資格を持っていること。これならアメリカに住んでいても楽々クリアできますが、更に10日以上ボランティアに費やすことができ、事前研修にも参加できることという条件があります。

 

アメリカに住んでいても、オリンピック前からオリンピック開催期間にかけて有給休暇を取れば、10日以上ボランティアするという条件はクリアできそうです。ただ、事前研修がいつ、どの程度の頻度であるかによっては厳しいかもしれません。 ボランティアの仕事の内容としては、会場内の誘導や案内から、大会関係者が会場間を移動する際の運転手、ユニフォームの配布、選手団のサポートや物流サポートなど多種多様です。

 

英語が得意な方なら、選手や海外メディアの通訳業務もできそうです。中には競技を終えた選手に対して、ドーピング検査員が検査を行うためのサポート業務というものもあり、個人的にはこれが一番興味をそそられます。2010年にカナダのバンクーバーでオリンピックが開催された際、私が住むシアトルからも2週間の有給休暇を取ってボランティアに向かった人がかなりいました。

 

バンクーバー・オリンピックのボランティアに支給されたジャケットやバックパックはとても素敵なデザインで人気があり、大会終了後にeBayで高値で売りに出されていたのを思い出します。かくいう私は、ボランティアとして働きもせずに、ボランティアの人にお願いしてバックパックを購入してもらいました。アスリートでもないのに五輪マークが目立つバッグを使うのはちょっと恥ずかしいのですが、大事に使っています。

 

 


金岡美佐

1992年に渡米。サンディエゴからサンフランシスコ経由で北上し、現在シアトル近郊在住。MBAを取得し某有名IT企業のファイナンス部門で勤務するも、大のスポーツ好きが高じて脱サラ。スポーツライターへ転身。「スポーツは見て楽しむもの」をモットーに年中スポーツ観戦に大忙し。春夏は野球、秋冬はアメフト、冬春はアイスホッケー。一番好きなのはアメフト。シーズン中の土日はスタジアム観戦以外、外出不可


 

 

(日刊サン 2017.12.09