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来季はどうなる?メジャーリーグの日本人投手陣

Bynikkansan

10月 7, 2017

故障に泣かされた岩隈投手

シアトル・マリナーズの岩隈久志投手は5月上旬に故障リストへ登録された後、復帰がかなわないままチームのシーズンが終了してしまいました。メジャー6年目の今季、登板試合数は6試合。5月3日のロサンゼルス・エンゼルス戦を最後に戦線を離脱し、登板試合数がメジャー自己最少なら、0勝2敗で白星なしのシーズンは日本プロ野球時代も含めて初めてです。

 

メジャー移籍以来マリナーズ一筋でプレーしてきた岩隈投手の契約は今季まで。昨季と合わせて324イニング以上投げていれば、来季の契約が年俸1,000万ドルで自動更新されることになっていました。昨季は199イニング投げており、今季125イニング投げることができていれば(1試合平均6イニング換算なら21試合)、来季もマリナーズ残留が確定するはずでしたが、規定数に達しなかったため、チームは100万ドルを支払えば契約を解消することも可能となるようです。

 

岩隈投手は9月27日に関節鏡視下手術を受けたばかり。投球練習が再開できるのは約5カ月後とされており、ちょうど来季開幕の1カ月前というぎりぎりのタイミングです。チームはレギュラーシーズン最終週までワイルドカードでのプレーオフ進出の可能性が残っていたため、プレーオフでの復帰も見据えて手術を遅らせたのかもしれません。それがかえって不利な結果を招かないよう、順調かつ早期の復帰を願っています。

 

 

 


金岡美佐

1992年に渡米。サンディエゴからサンフランシスコ経由で北上し、現在シアトル近郊在住。MBAを取得し某有名IT企業のファイナンス部門で勤務するも、大のスポーツ好きが高じて脱サラ。スポーツライターへ転身。「スポーツは見て楽しむもの」をモットーに年中スポーツ観戦に大忙し。春夏は野球、秋冬はアメフト、冬春はアイスホッケー。一番好きなのはアメフト。シーズン中の土日はスタジアム観戦以外、外出不可


 

 

(日刊サン 2017.10.07