ロサンゼルスで久しぶりにプレーオフ?
NFCでも今季は意外なチームが躍進しています。現在9勝4敗で西地区首位に立っているのはロサンゼルス・ラムズ。イーグルスのウェンツと同様に、プロ入り2年目のQBジャレッド・ゴフが高い得点力を誇るオフェンスをけん引しています。試合平均の得点でリーグ首位のイーグルスに続き、ラムズは30.5点で2位に食い込んでいます。
イーグルスのダグ・ピーダーソン監督と同様に、ラムズのショーン・マクベイ監督もオフェンス畑の出身です。今年1月に31歳になったNFL最年少監督で、これまでNFLでの監督経験はないながらも、大学卒業直後からプロのチームでオフェンスのコーチ職を歴任し、若いクォーターバックの才能を開花させています。 ラムズは今週、地区優勝を争う同地区ライバルのシアトル・シーホークスと対戦します。
負け越しが続いた過去のシーズンでも、シーホークスはラムズにとってなぜか対戦相性のいい相手。今季はシアトルですでに1敗していますが、このまま1ゲーム差でラムズを追うライバルを振り切って地区優勝を果たせば、2003年以来14年ぶりの快挙。勝ち越しシーズンも14年ぶり。ロサンゼルス移転後2年目でプレーオフ出場が叶うかもしれません。
![]() 金岡美佐 1992年に渡米。サンディエゴからサンフランシスコ経由で北上し、現在シアトル近郊在住。MBAを取得し某有名IT企業のファイナンス部門で勤務するも、大のスポーツ好きが高じて脱サラ。スポーツライターへ転身。「スポーツは見て楽しむもの」をモットーに年中スポーツ観戦に大忙し。春夏は野球、秋冬はアメフト、冬春はアイスホッケー。一番好きなのはアメフト。シーズン中の土日はスタジアム観戦以外、外出不可 |
(日刊サン 2017.12.16)
1 2
1 2