二刀流への扉を閉ざさないためにも
春季キャンプ終了時点では、「開幕はマイナーリーグで迎えた方がいいのでは?」と批判もされた大谷選手ですが、いざ開幕すると、投打両面でメジャートップレベルの活躍を見せてきました。
そして今はまた同じように、「(復帰には1年以上かかると言われる)トミー・ジョン手術は避けられないだろう」と悲観的な論調も目に付きます。今回の故障からも、是非驚くような回復ぶりを見せて欲しいものです。 メジャーリーグには大谷選手以外にも、大学時代は二刀流で活躍していた選手はいますが、メジャーリーグ入りするには投手または打者を選ばざるを得なかったケースがほとんどだったようです。
しかし、今年はメジャーデビュー年から大谷選手が二刀流として成功しているおかげで、これまで自動的に閉ざしてきた二刀流への扉を開いてみようかな?と思う球団も増えてきているのではないでしょうか?その扉が早々と再び閉ざされてしまわないよう、大谷選手の早期復帰を願うばかりです。
金岡美佐 1992年に渡米。サンディエゴからサンフランシスコ経由で北上し、現在シアトル近郊在住。MBAを取得し某有名IT企業のファイナンス部門で勤務するも、大のスポーツ好きが高じて脱サラ。スポーツライターへ転身。「スポーツは見て楽しむもの」をモットーに年中スポーツ観戦に大忙し。春夏は野球、秋冬はアメフト、冬春はアイスホッケー。一番好きなのはアメフト。シーズン中の土日はスタジアム観戦以外、外出不可 |
(日刊サン 2018.06.16)
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