試合以外の見どころ
今年のスーパーボウルは「また」ペイトリオッツが出場する試合そのものよりも、CBSが放映する試合の解説が楽しみだという声も聞こえます。スーパーボウルで解説を担当するのは2年前までダラス・カウボーイズのQBとして活躍したトニー・ロモ。
AFCチャンピオンシップの解説では分かりやすい説明もさながら、プレー開始直前の敵ディフェンスの動きを見て、ブレイディがプレーコールをランからパスへ変更したり、パスを投げる相手を変更するのを次々と言い当てたのが大好評でした。選手としてはスーパーボウル出場を果たせなかったロモですが、解説者としてはMVP級の活躍が期待されています。
現役最終年のキャンプで練習を見守るトニー・ロモ(2016年8月) |
アメフトにあまり興味がない人でも楽しみにしているのはコマーシャルとハーフタイムショーでしょう。今年のハーフタイムショー主役はポップ系ロックで数々のヒットを生み出しているマルーン5。ヒップホップ系のアーティストとの共演が大当たりしているバンドで、『ボーカルのアダム・レビーンはNBCのオーディション番組『ザ・ボイス』の審査員としてもお馴染みです。
今回共演するのはヒップホップ系のトラビス・スコットとビッグ・ボーイ。3年前の第50回スーパーボウルでは、主役のコールドプレイが迫力満点の共演者、ブルーノ・マーズとビヨンセにステージを乗っ取られるハプニングがありましたが、今年はどうなるでしょうか?試合前の国歌斉唱は地元アトランタ出身のR&B歌手グラディス・ナイトが担当します。
金岡美佐 1992年に渡米。サンディエゴからサンフランシスコ経由で北上し、現在シアトル近郊在住。MBAを取得し某有名IT企業のファイナンス部門で勤務するも、大のスポーツ好きが高じて脱サラ。スポーツライターへ転身。「スポーツは見て楽しむもの」をモットーに年中スポーツ観戦に大忙し。春夏は野球、秋冬はアメフト、冬春はアイスホッケー。一番好きなのはアメフト。シーズン中の土日はスタジアム観戦以外、外出不可 |
(日刊サン 2019.02.02)