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オールスター戦出場なるか?エンゼルスの大谷翔平選手

Bynikkansan

6月 2, 2018

オールスター戦出場なるか?

今年のオールスター戦はワシントンDCにあるナショナルズの球場で開催されます。ファン投票は6月1日に始まったばかり。大谷選手は指名打者としてア・リーグの投票フォームに名前が記載されています。

 

もし出場できれば、イチロー選手、松井秀喜氏、福留孝介氏に続く4人目の快挙となります。投手のオールスター戦選出は監督推薦や選手間の投票などで決まることになっており、こちらにもチャンスはあり。もしかしたら、オールスター戦にも二刀流で出場できるかもしれません。 オールスター戦にも増して気になるのは、試合前日に行われるホームランダービーです。こちらへもお誘いの声がかかるのではないかと大いに期待しています。

 

大谷選手のホームラン数は5月30日現在6本。大谷選手とはチームメイトのマイク・トラウト、ボストン・レッドソックスのJD・マルチネス、ナショナルズのブライス・ハーパーの3選手が現時点で18本でリーグトップに並んでいます。大谷選手の数字は彼らにははるかに及びませんが、打者として試合に出場するため、他の先発投手と比べて登板回数が少ないのと同様に、投手として試合に出場するため、他の打者と比べて打席数は半分程度とかなり少なくなっています。この点は考慮されるはずです。

 

数で劣れど、パワーでは劣らない大谷選手。これまで6本のホームランのうち、3本は外野でも最も飛距離を要するセンター越えとなっています。また、試合前の打撃練習では豪快な柵越えを連発し、その動画をメジャーリーグの公式サイトが大々的に掲載している点も、ホームランダービー出場への期待を大きくさせています。

 

大谷選手の打撃練習での柵越えは、春季キャンプ中から、トラウトやプホルスらのもいるチームメイトの間でダントツに多く、本拠地のエンゼル・スタジアムでは、勤続20数年という球場スタッフが「これほどの飛距離は見たことがない」と感嘆の声をもらすほどです。 試合前には、敵チームの選手が大谷選手の打撃練習に見入っている光景もよく見られるようです。

 

先日はタンパベイ・レイズの選手が大谷選手の打撃練習に見入り、試合後には「僕だったら二塁ベースぐらいから打たないと、あの距離は飛ばせない」などとコメント。また、ミネソタ・ツインズに所属するベネズエラ出身の選手は、エンゼルスに所属する同胞のルイス・バルブエナに大谷選手を紹介してもらい、喜んでいたそうです。ライバルチームの選手であれ、同じ野球をする者として、大谷選手は非常に気になる存在のようです。

 

 

 


金岡美佐

1992年に渡米。サンディエゴからサンフランシスコ経由で北上し、現在シアトル近郊在住。MBAを取得し某有名IT企業のファイナンス部門で勤務するも、大のスポーツ好きが高じて脱サラ。スポーツライターへ転身。「スポーツは見て楽しむもの」をモットーに年中スポーツ観戦に大忙し。春夏は野球、秋冬はアメフト、冬春はアイスホッケー。一番好きなのはアメフト。シーズン中の土日はスタジアム観戦以外、外出不可


 

 

(日刊サン 2018.06.02