このコラムでは、学校に通うお子さまを持つ親が、知っておくと便利なこと、ためになることをお伝えしていきます。まずは「入学時の健康診断や予防接種について」です。
健康診断、予防接種、TBテスト
ハワイ州の法律では、州内すべての公立または私立の学校に入学する前に受けなければならない健康診断と予防接種を定めています。逆を言えば、これらの要件が満たされるまで学校に通うことができませんので注意が必要です。
そして、グループのケアホーム、託児所、デイケア、ヘッドスタート・プログラム、プリスクール、キンダーガーテン、エレメンタリースクール、ミドルスクール。これらすべてに通う場合に必要と法律で決められています。医学的、宗教的理由による例外は医師の診断書や手紙がある場合認められることがありますが、これら以外は基本的には認められません。
入学の条件として以下の内容が、ハワイ州の法律で決められています
A 結核診断
・ハワイの学校に入学する1年以内のものでなければなりません(プリスクールから12年生まで)。
・ツベルクリン反応の検査は米国の免許をもった医師、整骨医学博士など、またはハワイ保健省がしたものでなければなりません。
・1歳以下で入学する赤ちゃんは、14カ月になる前に結核検査済み証を学校に提出しなければなりません。
B 健康診断
・ハワイの学校に入学する1年以内のものでなければなりません(プリスクールから12年生まで)。
・米国の免許を.もった医師、整骨医学博士など、またはハワイ保健省がしたものでなければなりません。
C 予防接種(別表参照)
すべての予防接種は、最低年齢とワクチン服用間隔の必要条件を満たしていなければなりません。
■学校に最初に行く日までに すべての生徒がしなければならないこと
①入学前1年以内のツベルクリン検査の結果
②入学前1年以内に身体検査をしたこと、必要なすべての予防接種をしたこと
を証明する紙を学校に提出が必要です。
もし、身体検査もしくは予防接種が終わっていない場合でも、①現在身体検査をする予定であること、②または一連の予防接種を開始し、次回の服用を待っている。ということを証明する医師からの手紙あるいは予約票を提出すれば登校は可能です。
ハワイの公立学校入学の際に必要な予防接種の回数と種類
ハワイでプリスクールに入る、またはキンダーガーテンから12年生まで)の公立学校に入学する際、必ず健康診断の書類、予防接種の記録、TBテストの結果(小学生から)を提出しなければなりません。
ハワイで、小学校入学の際に必要な予防接種
取材協力/ハワイ保健省 伝染病学科・ハワイ予防接種プログラム
(取材・文 鶴丸貴敏)
(日刊サン 2019.11.15)