国立科学財団(NSF)は、コンピューターおよびデータ集約の研究を支援するために、ハワイ大学(UH)に100万ドルを授与した。
NSFの主要研究計装プログラムは、UHハワイ・データ・サイエンス学院の新しい「地域コンピューター・クラスター」の立ち上げを援助する。具体的には、グラフィック処理ユニット・ノードの追加と、UHの高性能コンピューティング・クラスターのアップグレードを支援する。
「マナ」と名付けられた新しいクラスターは、データ・サイエンス研究プログラムで働く15名の職員の研究をサポートする。
「高性能コンピューティング・クラスターは、キャンパスの全ての教員と学生の最先端研究を無料でサポートするもので、画期的である」とこのプログラムの提唱者であるUHマノア校のマイケル・ブルーノ氏は語った。
マナの主任研究員のジェイソン・リー氏は、このクラスターが人工知能の進歩に貢献すると述べ、「マナは、我々が必要としている高速の演算機能を提供し、人工知能機能によるデータの視覚化、分析、研究開発と職場教育の支援ツールの次世代バージョンの開発に貢献するであろう。サイバー・セキュリティやクリエイティブ・メディアのような幅広い分野でも有効な助けとなる」と述べた。
(日刊サン 2019.11.22)