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【インタビュー輝く人】小説家・アーティスト 沙真〜Sachika〜さん

Bynikkansan

5月 25, 2013

小説家・アーティスト・デザイナー・写真家としての活動はすべてつながっていると感じています

写真家としての活動では、2008年に、 「忘れられない色」というタイトルで写真展 を開きました。色というのはカラーの色で はなくて、人の中には、ぼんやりとした、自分の中に残っているものが色としてあるの ではないかと思って開催したものです。 いいなと思った瞬間でシャッターを切る ようにしています。

 

最近まではずっとフィルムで撮っていました。デジカメは失敗する ことを恐れずに撮ってしまうので、そういう意味では、昔のフィルムの方がこの瞬間を 撮れるという感覚があります。 旅先でも地元の福岡でも撮っています。日 本は四季があるので、花や木々の色の移り 変わりも撮りますが、そこから感じられる風など、その場の雰囲気を撮るのが好きなんで す。

 

被写体は自然がほとんどでしたが、ハワイに来て、自然だけでなく小さな子どもやサーファーなど人を撮ることが多くなりました。これは自分でも驚きました。その人のファッション、楽なスタイルが、飾っていないけれど光るものがある感じがするんです。これまでは人を撮るのが苦手だったのに不思議ですね。

 

小説家、アーティスト、デザイナー、写真家など色々な活動をしていますが、すべてはつながっていると感じています。人と人との出会いによって自然に今の自分につながってきました。木であったり花であった り、自然というのは、私たち人間にとって、 一緒のレベルというのではなく、スピリチュアルな部分で全部つながつているのはないかと、ハワイに来て感じました。

 

よく行く竹冨島でも、実は小さい時に感じとっていた のかもしれないと今になって思うのですが、人は自然の一部であることをハワイが改めて気づかせてくれました。 これからも、小説を書き続けていきたい ですね。大きな夢は、ハワイを舞台に小説、 物語を書き、そのファンタジーを映像化す ることです。映画もしくはドラマにしたいと思っています。

 

「私は一本の木に恋をした」は、日本のチ ャリティー番組である日本テレビ系列24 時間テレビでドラマ化されました。その時に、映像化することは小説として読むのとはまた違う楽しみを感じられるということ を知りました。ファンタジーをドラマ化する のは難しいのですが、映像になったからこその魅力があるのです。そのためにももっとハワイに触れていこうと思います。

 

 

 


沙真 Sachika

1989年福岡市生まれ。直木賞作家志茂田景樹著「ママもう 泣かないからね」 「団塊世代の叫び」の装丁画をデザイン。 2008年ラブファンタジー小説「私は一本の木に恋をした」 [文芸社]を刊行。その後、日本テレビ系列24時間テレビド ラマ化 放映。

島の海・空·花をテーマとした写真&アート展 “忘れられない色” [協力: EPSON/PICTRAN]を開催。 2009年福岡伝統工芸を中心にブランド「自然献上18 e」 100数点を発表。[福岡産業デザイン 賞FUKUOKA DESIGN AWARD受賞]。

福岡ソフトバンクホークスxNEW ERAx沙真の世界初トリプルコラボブランドキャップデザイン発表。福岡三越・福岡PARCO・ COLETにてSACHIKA WORLDを開催。2011年東日本大震災地支援読本「しろくまのほね」[梓書院]を刊行。

2011年10月東京ミッドタウン・タワーにて[ SACHIKA WORLD Exhibition ]開催。Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO [東コレ]にてファッションデザイナーとコラポレーション。自然の不思議を もとめて世界を旅する小説家・アーティストとして活動中。

【沙真official website】 http://sachika.me/index.html
【自然献上18e】http://www.18e.jp/ 


 

 

(日刊サン 2013.05.25)