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日本の繊維、布の歴史と手ぬぐいの文化史

Bynikkansan

1月 13, 2018

〈手ぬぐいの色、柄いろいろ〉

青系の地色が定番の柄

 

 

かまわぬ「構わぬ」が鎌の絵、◯の記号とひらがなで表された柄です。江戸時代の歌舞伎役者、七代目市川團十郎(1791〜1859)が舞台衣装にこの柄を使いました
良き事聞く江戸時代の歌舞伎役者、三代目尾上菊五郎(1784〜1849)が図案を考え、「羽の禿」の衣装に使った柄です。「良き」は、「よき」とも読む「斧」の絵、「事」は「琴」の絵、「聞く」は菊の絵で表されています。
青海波雅楽の演目の名前で、舞う人の装束に使われます。この吉祥文様には「波のように限りなく広がる」という意味があります。
蜻蛉(とんぼ)蜻蛉は後ろ向きに飛べないため、「勝ち虫」と呼ばれています。戦国時代の武将が好んで用いた柄です。
麻の葉模様が麻の葉に似ていることが名前の由来です。成長が早く、高く真っ直ぐに伸びる麻の縁を担いで、赤ん坊の産着などに使われました。