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道具なしで今すぐできる 表情筋トレーニングで顔のたるみを改善!

Bynikkansan

12月 20, 2016

表情筋マッサージで、顔のコリをほぐしましょう!

トレーニングと合わせて表情筋をマッサージすると、コリがほぐれて血行が良くなり、更にリフトアップ効果が期待できます。ここでは、ほおを支える「咬筋」、下あごを引き上げる「側頭筋」、目を開閉する「眼輪筋」のマッサージ方法をご紹介します。先にご紹介した表情筋トレーニングの前後に行うのがおすすめです。クリームなどを塗ってお肌が潤った状態で行いましょう。

 

咬筋マッサージ

①座ってテーブルに両ひじをつき、耳の真ん中から少し内側、頬骨の外側下辺り(図を参照)に、両手の親指の付け根を当てる。

②そのまま左右に頭を揺らして、ほおを親指の付け根に押しつけるようにマッサージする。

③アゴのラインに沿って、親指の付け根を下に移動させながらエラの下までマッサージ。

④親指の付け根を、エラから上に向かってマッサージしながら移動させ、(1)の位置に戻る。

 

 

側頭筋マッサージ

①座ってテーブルに両ひじをつき、両手を軽く握る。

②人差し指、中指、薬指の第一関節と第二関節の間をこめかみに当てる。目線はテーブルに向ける。

③そのまま押すようにマッサージする。

④マッサージしながら、指をこめかみの上まで移動させ、さらにマッサージ。

⑤マッサージしながら下に下がり、(2)の位置に戻る。

 

 

眼輪筋マッサージ

※目の周りの皮膚は他の部分と比べて薄いので、優しく押すように、目の周囲の血行を良くするイメージでマッサージしましょう。全て指の第一関節の腹で行って下さい。

①人差し指、中指、薬指を眉に当てて、押す。

②中指を眉頭に当て、眉頭、鼻の付け根を押す。

③人差し指、中指、薬指を目の下の骨の部分に当てて押す。

④3本の指を目尻に移動し、目尻から眉尻の部分を押す。

 

 

豆知識

たるみは表情筋の衰えだけじゃなく、猫背も原因

アジア人は、身体の前の筋肉が発達しているため猫背になりやすく、その猫背が、加齢による顔のたるみをさらに促進すると言われています。表情筋は、首の筋肉と繋がっています。猫背の姿勢は、顔を前に突き出して背中を丸めるので、首の後ろが縮んで、首の前の部分が伸びるため、顔、特に頬の皮膚を徐々に下に引っ張ってしまいます。

 

また、猫背は首の周りのリンパの流れを滞らせ、水分や老廃物が溜まりやすくなるので、二重アゴの原因にもなるのです。猫背は、身体全体も老けた印象にしてしまいます。表情筋トレーニングをする際、猫背になっていないかどうかも一緒にチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

 

表情筋が衰えると、顔の面積も大きくなる

歳を取るにつれ、なぜか顔の面積が大きくなってきている…と感じたことはありませんか? 原因の一つに、加齢で表情筋が衰えることがあります。表情筋は、顔の皮膚と脂肪の下に直接付いて、それらを支えています。支えとなっている表情筋が衰えると、顔の皮膚と脂肪を支える力が弱くなり、それらがたるんで、顔表面の面積が大きくなってしまいます。顔の支柱である表情筋を鍛えることで、リフトアップだけでなく、スッキリとした小顔効果も期待できるのです。

 

 

たるみ改善に役立つ成分を含む食べ物

ここでは、お顔のたるみ改善に役立つとされている成分を含む食べ物をご紹介します。お肌の新陳代謝は、就寝中、成長ホルモンが分泌されることによって最も活発になるので、夜に食べるのが最も効果的でお勧めです。

 

鶏皮や牛すじに含まれるコラーゲン

コラーゲンは、骨や血管、内臓、皮膚など、人間の体内の色々な部分に含まれるタンパク質の一種です。特に皮膚に多く含まれ、真皮層の約7割はコラーゲンでできています。真皮層のコラーゲンは、肌に弾力とハリを持たせる役割を担っていますが、年齢とともにその機能が落ち、たるみやシワの原因になるのです。

 

鶏皮や牛すじ、鶏の手羽先など、コラーゲンを多く含む食べ物を使ったメニューを夕食に取り入れてみましょう。鶏皮はそのまま焼いて焼き鳥に、牛すじは煮物やおでんに入れるのがお勧め。鶏の手羽先は、焼くよりも煮た方がコラーゲンを逃さず調理できるそうです。

 

キュウリに含まれるアミノ酸、シトルリン

ウリ科の野菜や果物に多く含まれるアミノ酸の一種、シトルリンは、一酸化窒素の生成を促し、縮んだ血管を拡張させて血行を良くする作用があります。血行が良くなると、栄養が肌の隅々まで行き渡り、老廃物がスムーズに流れるので、肌の新陳代謝が向上し、むくみが改善され、結果的に顔のたるみを改善する効果が期待できるのです。キュウリはカロリーが少ないので、夜に食べても安心ですよね。夕食に、キュウリの酢の物や浅漬けなどを加えてみてはいかがでしょうか?

 

納豆に含まれる酵素、ナットウキナーゼ

納豆に含まれる酵素「ナットウキナーゼ」は、その名の通り納豆にしか含まれない成分です。血管の壁にできる血栓を除去、血液をサラサラにして血行を良くし、お肌の新陳代謝を向上させる作用があります。ナットウキナーゼの作用は8~10時間持続するので、夕食や就寝前に納豆を食べると、就寝中に体内で効果を発揮します。

 

また、納豆レシチンは毒素を排除し、納豆のネバネバの素、ポリグルタミン酸はヒアルロン酸の10倍の保湿力があると言われているなど、納豆は美肌に良い成分の宝庫なのです。今日から、表情筋トレーニングと一緒に「夜納豆」初めてみませんか?

 

 

<参考ウェブサイト>

ウィキペディア https://ja.m.wikipedia.org NAVERまとめ https://matome.naver.jp/ 

スキンケア大学 http://www.skincare-univ.com

 

 

 

(日刊サン 2016.12.20)