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転倒予防で、 健康寿命を伸ばしましょう!

Bynikkansan

1月 1, 2019

①Timed Up and Go test    

椅子に座った状態から立ち上がって、3m歩いて戻り、また椅子に座ります。往復6m歩くわけです。10秒以下ならまずまず合格です。ふらつきはないか、テンポよく歩けるか、ターンは安定しているかセルフチェックします。14秒以上かかる場合は、転ぶリスクが高い傾向にありますね。はい、モニターのメイさんは73歳で6秒ですから大合格です!

 

 

②30second Sit to Sand test  

椅子から立ったり座ったり、30秒間に何回行えるか、回数を数えてみましょう。無理のない範囲でやります。

 

ミチコさん、91歳で20回もできたんですか? 驚異の若さですね!

 

座り立ち回数の目安

年齢 65〜69歳 70〜74歳 75〜79歳 80〜84歳 85〜89歳

90〜94歳

女/回数 15 14 13 12 11 9
男/回数 16 15 14 13 11 9

 

●筋力とバランス感覚を鍛えましょう  

現在、足腰の痛みなどを抱えておられるなら、僕が勤務しているクリニックを受診し、フィジカルセラピーを受けることをお勧めします。でも日常生活に支障がないなら、筋力とバランス感覚を鍛える運動を取り入れてみましょう。少し早歩きの、歩幅を広めに取ったウォーキングはお勧めです。またプールエクササイズもすごく良いです。水圧で自然の負荷がかかり、浮力があるので下半身の負担が和らぎますから。  

 

日常的に鍛えたい筋肉は太ももとふくらはぎです。太ももは先ほどやった椅子から立ったり座ったりの繰り返しでも効果があります。ふくらはぎは、壁に手を当てて立ち、かかとを上げてつま先立ちを繰り返すのは手軽です。無理をせず、痛みがあったらやめてください。お仲間と楽しみながら始めるのもいいですね。イキイキと元気な一年をお過ごしください。

 

 


Doctor of Physicai Therapist 中村元紀さん

 

JACOリハビリ 

1401 S.Beretania St

(808)381-8947

www.jacorehab.com  


 

 

 

 

(日刊サン 2019.01.01)