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自分でできる ヘッド&フェイスマッサージ

Bynikkansan

9月 20, 2016

あー、スッキリ!!気持ちいいー!!

 

ヘアーサロンでも理髪店でも頭のマッサージは定番。カットやセットをしてもらっても、ヘッドマッサージがなければ、スッキリ感も満足感も半減ですよね。お店の人にマッサージしてもらうと「気持ち良かった!」「あー、スッキリ!」と充足感に満たされて、中には思わず寝込んでしまう人もいるほどの陶酔感さえ感じます。頭のマッサージは、なぜこんなに気持ちがいいのでしょう?実は、頭部には足裏にも負けないほどのツボがびっしり。足裏ツボ特集に続いて今回は「すごく気持ちいい」頭と顔ツボを特集しました。

 

 

のマッサージって、どこをどうすればいいの? 頭のツボなんて知らないから、プロに施術してもらわないとだめでしょう? いえいえ、自分でもできるのです。ヘッドマッサージをマスターすれば、体中がスッキリ、頭も冴えて、目も良くなって、抜け毛まで少なくなるのです。ではさっそく、基本のヘッドマッサージの紹介です。

 

 

女性でも男性でも気になる抜け毛

なぜ、ヘッドマッサージがいいのでしょう?

毛穴詰まりは抜け毛の原因! 体調不良も解消です!!

 

頭皮のマッサージをすれば、足裏のマッサージで特集したように血行が良くなって頭皮の隅々まで栄養が行きわたります。活性化した血流が髪の根元にまでしっかりと栄養を届けてくれます。この結果、体調を整えるほか、髪をより健康にし、髪の毛を美しくする効果をももたらせてくれるのです。

 

毛穴が詰まると、毛をつくる役割を持っている「毛乳頭」の機能が弱くなってしまいます。これが、薄毛や抜け毛の原因になってしまうのです。ヘッドマッサージを行うと、「毛乳頭」が活性化し、頭皮の新陳代謝を活発化させて頭皮の多くのトラブルを改善するのです。「毛乳頭」など髪の毛の図解はコラムを参照してくださいね。

 

髪の毛の健康維持も大切ですが、さらにありがたいことに、頭部には体に大切なツボもたくさん分布しています。このツボを指圧で刺激すれば、血液、神経、リンパ液の流れが促進されて細胞が活性化し代謝がよくなり、老廃物を排出し、デトックス効果をもたらせます。デトックスとは、解毒や毒出し。老廃物、毒素、有害物質などを体から出すには、リンパや血液が活発に働かなくてはなりません。

 

でもご心配なく。毒素や有害物質の排泄機能は本来、わたしたち人間が備えているものです。ただ、血流やリンパが正常に働かなければ、毒素など有害物質が体の中にどんどん溜まり、健康を害することになるのです。だから、頭部マッサージ!これで、筋肉の凝りによる頭痛や眼精疲労もやわらげ、寝つきが悪い、長く眠れないなどの不眠症も少しずつ治めていきます。

 

もちろん首や肩の凝りも軽減し、自律神経が整うことでホルモンバランスも改善します。美容面では、頭皮とお顔がリフトアップされ、しわ、しみ、たるみ、くすみ、目の下のクマも改善されて若返るアンチエイジング効果も期待大!マッサージで頭や顔の骨格を整え、小顔効果をもたらせるのです。脳の疲労にも効果があり、記憶力、集中力がよくなりパソコン疲れなども軽減します。とにかく、血流やリンパ流が改善することで全身の自然治癒力が上がるのです。

 

 

頭皮全体のマッサージの手順  全て下から上が基本です

①こめかみから順に耳の前を通って耳の上部にかけてマッサージ。両手の親指以外の4本の指の腹でごく小さい円を描くようにしてマッサージします。小指が使いにくければ小指を使わなくても3本の指で大丈夫。

 

②そのまま少しずつ頭の上(頭頂部)まで両方の指で揉み上げていきます。耳の上からは髪に手ぐしを入れて行います。これを何回か繰り返します。

 

③耳から頭頂部のマッサージを終えると、今度は頭部全体を同じように、指の腹でまんべんなくマッサージして上っていきます。後頭部の首の付け根から頭頂部にかけて、また額から頭頂部にかけてなど、下から上に頭全体をマッサージし、これも数回繰り返します。

 

 

髪のお話   髪はどのように成長するの?

【髪の成長とヘアサイクル】

シャンプーやヘアケアーの花王が髪の毛について興味深い説明をしています。やや専門的になりますが、ここでは花王の説明と図解を引用します。


髪は毛母細胞が分裂して成長する

髪は、頭皮(地肌)から出ている「毛幹」と、頭皮の中にある「毛根」とに分けることができます。私たちがふだん「髪」と呼んでいるのは毛幹で、髪が成長するのは毛根の先のふくらんだ「毛球」です。毛球にある「毛乳頭」が「毛母細胞」に対し、髪の成長を促したり、止めたりする指示を出しています。

 

髪の成長を促す指示が出ると、毛母細胞が分裂し、それが髪となって毛根から押し上げられるように成長します。毛根は、胎児のときにつくられ、その数は生まれてから基本的に一生変わりません。

 

抜け毛は、新しい髪が古い髪を押し出す現象

ヘアサイクルのほとんどの期間は、毛母細胞が分裂し髪が伸びる「成長期」。成長期が長ければ髪は長く成長し、太くなる傾向があります。その後、成長が止まる「退行期」(2~3週間)を経て、「休止期」(数カ月)になると、毛根の位置が浅くなり、その毛穴の奥で新たに成長を始めた髪に押し出されるようにして自然に抜け落ちます。毛髪は1本1本ヘアサイクルが異なり、脱毛の時期がずれるため、通常は一度にまとめて抜けることはありません。

 

短く細い抜け毛が増えてきたら、薄毛のサイン

日本人の髪は女性も男性も約10万本。ヘアサイクルから計算すると抜け毛は1日当たり50~100本となり、これくらいの抜け毛は自然な生理現象です。でも、抜ける量が急に増えたり、抜け毛が異常に細かったり、短かければ異常脱毛の可能性があります。原因としては、ストレスや加齢、遺伝、体力の減退、ホルモンのアンバランス、薬の副作用などが考えられます。

 

出産後脱毛

妊娠中は女性ホルモンのレベルが高くなり、毛髪の休止期への移行を抑制するため、あまり髪が抜けません。でも出産後、女性ホルモンが通常のレベルに戻り、ヘアサイクルが通常に戻る過程で、髪の毛が一気に抜けることがあります。毛髪は新たに生えてきますので、通常は問題ありません。