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秋風が吹くハワイ そろそろ真剣に風邪予防しませんか?

Bynikkansan

10月 18, 2016

 

風邪とインフルエンザのQ&A

Q.風邪の時にお風呂に入っていいですか?

 

A.普通の風邪なら、5分間ほど湯ぶねで温まり、湯冷めしないよう、さっと上がって着替えれば、むしろ良い効果があるといえます。髪などを洗うのは、体が冷えてしまうので、症状が軽快するまで控えましょう。(インフルエンザで高熱が出ているときは、入浴は避けてください)

 

 

Q.「風邪は万病の元」って、どういうこと?

 

A.風邪やインフルエンザにかかると、体の抵抗力が弱まります。そのため、他の病原体(とくに肺炎など、呼吸器の病気の元となる細菌)の侵入を受けやすくなったりして、さまざまな病気を併発する恐れが出てくる、ということです。

 

 

Q.ビタミンCは風邪に効くのでしょうか?

 

A.風邪のときはエネルギーを消耗するので、ビタミンCが不足しがちになります。風邪のときは、すすんでビタミンCを摂るようにしましょう。

 

 

 

風邪にかかった時の昔ながらのレシピ

おばあちゃんの知恵袋。小さい時に風邪を引いたなら、作ってくれましたよね、卵雑炊やしょうが湯。大人になってからは、卵酒もよく効いた気がします。そんな知恵がいっぱいのお料理レシピのご紹介。

 

●卵雑炊  

卵と緑黄色野菜で、たんぱく質とビタミンB群・Cをとることができます。

材料(4人分)=ご飯:600g、卵:4個、大根:3cm(100g)、にんじん:小1/3本(40g)、しいたけ:2個(20g)、ほうれんそうの葉:60g、だし汁:カップ6、塩:小さじ1と1/5、しょうゆ:小さじ2

 

作り方=大根とにんじんは皮をむいて、いちょう切りに。しいたけは石づきを取りそぎ切りにする。ほうれん草はゆでて2cm幅に切る。だし汁でほうれん草以外を煮て、柔らかくなったら塩、しょうゆで味付けする。ご飯をざるで洗って水気を切り、加えて煮る。溶いた卵とほうれん草を加えて半熟状に煮る。

 

 

●りんごとキウイのヨーグルト  

おいしくビタミンCを補給。ヨーグルトは胃腸にも優しい食品です。

◆材料(4人分)=りんご:大1個、キウイ:2個、プレーンヨーグルト:400g、はちみつ:大さじ2弱、ブルーベリージャム:適量

 

◆作り方=りんごとキウイは皮をむいて食べやすい形に切り、プレーンヨーグルトであえる。お好みによりブルーベリージャムを適量加える。

 

 

●卵酒  

民間療法の代名詞。イギリスや北欧でも、その土地のお酒に生卵を混ぜて飲む習慣があるそうです。卵は栄養価が高くビタミンB2も含みます。お酒も高カロリーで吸収が早く、すぐにエネルギーに変わり、体をポカポカにします。

材料(1杯分)=お酒:100ml、卵黄:1個(全卵でも可)、砂糖:適量

 

◆作り方=日本酒100mlに卵黄と好みの量の砂糖を入れ、よくかき混ぜて火にかけ、卵黄が固まる直前で火を止め、熱いうちに飲む。卵が固まらないようにするのがコツ。

 

 

●しょうが湯  

漢方の世界で「温剤」と呼ばれるしょうがには、体を温めるだけでなく、吐き気を止める作用も。また消化を助ける働きもあるので、食欲不振をともなう風邪に効果的。

◆材料(1杯分)=お湯(カップ):1杯分、しょうが:1片、ハチミツ:大さじ1杯

 

◆作り方=しょうが一片をすりおろして湯飲みに入れ、ハチミツを大さじ一杯加える。後は熱湯を注ぐだけ。

 

 

●ねぎ・にんにく湯  

ねぎやニンニクに含まれる、特有のにおいの成分には、強精作用があり、ビタミンB1の吸収を高めるます。疲れを取り、元気をとり戻す民間療法。

◆材料(1杯分)=ねぎ(みじん切り):1/4本分、にんにく(すりおろし):1片、味噌・しょうゆ:適量

 

◆作り方=みじん切りにしたねぎと、すりおろしたニンニクを茶碗に入れ、味噌や醤油で味つけして、熱湯を注ぐだけでOK。

 

 

室内を手軽に加湿する方法

ハワイは、カラッと乾燥しているのがウリ。でもお部屋の中の乾燥は、風邪の元にもなりかねません。お部屋の中は適度な湿度が必要です。ハワイで加湿器?って、抵抗のある方もいらっしゃるかもしれません。そんな方に、手軽に加湿出来る方法をまとめてみました。

 

❶洗面器やバケツ、深くて広いお皿、大きめのコップなどにお水かお湯を入れて、部屋に置いておくだけ。最も簡単な方法です。

 

❷霧吹きで水をまく。これも単純明解です。消臭スプレーなどでも良いといわれています。

 

❸濡れたタオルを干す。フェイスタオルよりバスタオルの方が加湿効果は高いですね。

 

❹ケトルでお湯を沸かす。もしくは部屋の中で魚スキやチゲ鍋。美味しさ追求と湿度確保の一石二鳥です。

 

❺床の水拭き。床がフローリングなどの場合は水拭きをすると一定の水分が保たれるようになります。掃除もできてこれも一石二鳥?

 

❻観葉植物を置く。植物は吸収した水分を葉っぱから蒸発させるので、できるだけ葉の大きな観葉植物を置くと天然の加湿器です。

 

❼熱帯魚などを水槽で飼う。上部フタを半分ほど開けることで、室内の湿度を高めることができます。

 

❽このほか、ペーパータオルなどでバラ状の花びらを作り、それをお皿に張った水の上に浮かべるなどマニアックなアイデアもあります。でも、湿度を上げすぎたり、いつもお部屋が湿気ていると、カビが生えたりしますから、こちらも要注意です。

 

 

体温計の種類と脇体温計の測り方

体温計の種類には大きく、耳体温計、脇体温計、口体温計などがあります。耳体温計は耳になるべく深く入れ左右に軽く振ると耳の中の最高体温が記録され、正確な最高体温が測れます。口体温計は舌の付け根に当て、舌を密着させて測れば正確です。でも、脇体温計はちょっとした知識とコツが必要です。脇体温計の測り方をまとめてみました。

 

【ワキでの正しい検温方法】  

 

検温中は動かずにじっとしているのが基本です。

(1)ワキのくぼみの中央に斜め下から体温計の先端を当てます。

(2)体温計が体軸に対して30度くらいになるように角度を調節して、ワキをしっかり閉じます。

(3)平衡温になるまで、水銀体温計や「実測式」体温計は10分以上、「予測式」なら電子音がなるまでじっとしています。 途中で体温計を取り出したら最初からやり直し。「予測式」では、すぐにくり返し検温する場合は少し時間をあけてください。

 

◆飲食や入浴、運動などの後、および外からの入室後30分間は検温に適しませんので避けてください。

 

◆測る前には、必ずワキの汗はしっかりふき取りましょう(特に子どもは汗っかきなのでご注意ください)

 

 

薬のお話し

風邪の原因であるウイルスを直接退治できるのは、体に元々備わっている「自然治癒力」です。充分栄養を摂って休むことが大切ですが、風邪はひいてから治るまでにふつうは約1週間かかります。ゆっくり休養をとれない場合、症状を軽くするために風邪薬を上手に使うことも大切です。風邪薬にはつらい症状をやわらげてくれる働きが含まれています。

 

【風邪薬の正しい使い方】  

市販の薬は、熱や鼻水、せきなどの苦しい症状をやわらげるための“対症療法”であって、ウイルスの侵攻をくい止めるものではありません。あくまで補助的な手段として用いましょう。服用期間の目安は、3日間。それでも症状が軽くならないなら、他の病気の恐れもあるので、医師の診察を受けてください。

 

【子どもに薬を与えるときは気をつけて】  

大人用に医師から処方された薬は、決してそれを子供に与えたりしないでください。製品によって、服用して良い年齢が異なります。例えば、ジクロフェナクナトリウム(処方薬)やアスピリン(処方薬・市販薬)を、インフルエンザや水疱瘡(みずぼうそう)にかかっている子供が飲むと、重い脳炎・脳症を引き起こす恐れがあります。

 

市販薬でも、必ず子供用の用法のある薬を用いましょう。注意書きをよく読み、用法・用量を確認するようにしてください。

 

 

 

<参考文献>

以上、http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/第一三共ヘルスケア http://takeda-kenko.jp/kenkolife/book/kaze/prevention.html 武田薬品工業

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column http://www.daiichisankyo-hc.co.jp

http://kisetsunobyoki.com/700.html 季節の病気ナビ

http://takeda-kenko.jp/kenkolife/book/kaze/prevention.html武田薬品工業 タケダ健康サイト

tem.rakuten.co.jp、www.bloom-s.co.jp、wiki.livedoor.jp、item.rakuten.co.jpなど

 

 

 

(日刊サン 2016.10.18)