☆チャイブ
○和名:西洋糸葱(セイヨウアサツキ)
○特徴:ネギの仲間ですが、ネギよりもまろやかな味です。茎、花共に食用にでき、サラダやオムレツによく合います。バターと合わせて使うのもおすすめです。
○育て方:日なたか半日陰で育てましょう。
○使い方:料理 ○相性のよい食材:じゃがいも、鶏肉、白身魚、乳製品、卵
○成分と効能:各種ビタミン、葉酸、ミネラル分を豊富に含みます。消化促進、整腸、疲労回復、血行改善などに効果があると言われています。
☆バジル
○和名:目箒(メボウキ)
○特徴:シソの仲間で、レモンバジル、タイバジル、ホーリーバジルなど、約150種類の栽培品種があります。
○育て方:日本での旬は、6月下旬から8月です。種からでも苗からでも栽培しやすく、日なたで気温が高いところでもぐんぐん育つため、ハワイで育てるにはもってこいのハーブです。
○使い方:料理、アロマテラピーなど ○相性のよい食材:トマト、チーズ、ニンニク、パスタ
○成分と効能:β-カロテン、カルシウムを含みます。香り成分のシネオールは高血圧を予防し、同じく香り成分のオイゲノールには殺菌作用があります。その他、強壮、鎮静、抗菌、抗うつ、整腸に効果があると言われています。
☆ミント
○和名:薄荷(ハッカ)
○特徴:葉の部分に清涼感のある香りがあり、衣食住のいろいろな場面で役立ちます。
○育て方:日なた、半日陰のどちらでも育ちます。とても丈夫なハーブで、簡単に栽培できます。枝葉を切ることで、新しい枝葉が多く生まれ育ちます。
○使い方:料理、製菓、ティー、アロマテラピーの精油、ポプリ、浴用、湿布など
○相性のよい食材:ラム肉、乳製品 ○成分と効能:抗菌作用のあるフラボノイド、タンニン、ミントポリフェノールを含みます。多く含まれるメントールには、消化促進、胃のむかつきの緩和、鎮痛、殺菌作用があります。
☆ラベンダー
○和名:薫衣草(クンイソウ)
○特徴:シソの仲間で、野性味のある花の香りに鎮静効果があることで名高いハーブです。日本には江戸時代に伝わりました。当時の蘭学者たちはラベンダーを「ラーヘンデル」と呼び、効能などを研究していました。
○育て方:高温多湿が苦手なため、風通しのよい日なたで乾燥気味に育てましょう
○使い方:ティー、製菓、精油、浴用、ポプリ、消毒、クラフトなど
○相性のよいハーブ:カモミール、ミント、ローズマリー ○成分と効能:「酢酸リナリル」という精油の主成分には、鎮痛、安眠、鎮静、抗菌、抗炎症などの効果があると言われています。
☆レモングラス
○和名:檸檬茅(レモンガヤ)
○特徴:イネの仲間で、葉に触れるとさわやかなレモンの香りが漂います。
○育て方:バジルと同様、日なたの気温が高い場所でよく育ちます。
○使い方:料理、ティー、ポプリ、アロマテラピーの精油、虫除けなど
○相性のよい食材:白身魚、鶏肉、ナンプラー
○成分と効能:ナイアシン、葉酸、マグネシウムなどのミネラル分を含みます。レモングラス精油の約80%を占める香り成分「シトラール」には、抗菌、殺菌、抗炎症、鎮痛、鎮静作用があります。
☆ローズマリー
○和名:迷迭香(マンネンロウ)
○特徴:シソの仲間で、こすると松に似た香りが漂います。キッチンで育てる「キッチンハーブ」として人気が高いハーブです。成長すると木になるため、観葉植物としても使えます。
○育て方:基本的に日当たりのよい場所を好みますが、夏季の直射日光は避けましょう。丈夫で、鉢植えでも育てやすいハーブです。少しずつ収穫しながら育てましょう。
○使い方:料理、製菓、ティー、アロマテラピーの精油、ポプリ、浴用など
○相性のよい食材:魚類、鶏肉、ラム肉、ジャガイモ
○成分と健康効果:ロズマリン酸という成分がを活性化します。また、催眠、鎮静、鎮痛、抗アレルギー、抗炎症などの効果もあると言われています。
☆ローリエ
○和名:月桂樹
○特徴:クスノキの仲間。乾燥葉は生葉より強い香りがあり、肉料理などの臭みを消すのに役立ちます。煮込み料理に使う場合、長時間煮ると苦味が出るので、頃合いを見て引き揚げましょう。日本で長い間人気を誇っている「アレッポの石鹸」にもローリエの精油が使われています。
○育て方:土質を選ばず、育てやすいハーブの1つです。日なたで育て、茂った葉はこまめに剪定しましょう。
○使い方:料理、アロマテラピー、ポプリ、防虫
○相性のよい食材:肉類、魚類
○成分と効能:ビタミンA、B、C、ミネラル分を含みます。ローリエの葉の香り成分の1つ、シネオールの効果として、消化促進、冷え性の緩和、婦人系の病気の改善などが期待されます。また「ピネン」「サピネン」という成分には、抗炎症、鎮痛効果があります。
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★アメリカ・インディアンのハーブ、マレイン
日本では庭煙草(ニワタバコ)と呼ばれ、ハワイにも自生しています。古代から薬草として利用されており、2000年前の古代ギリシャで既に呼吸器系に効果があることが発見されていました。アメリカ・インディアンは、気を失った人の意識を回復させるためにマレインの葉を燃やしたものを使っていたと言います。
マレインに含まれるサポニンは、呼吸器系の粘膜の鎮静や痰の排出を促すため、風邪、ぜん息、気管支炎など呼吸器系の症状緩和に効果的。また、ナチュラルキラー細胞を活性化するため、インフルエンザの症状緩和や抗結核作用があるとも言われています。乾燥葉を煮出したティーとして摂るのがおすすめです。抗菌作用があるため、葉で食べ物を包んで防腐剤として使うこともできます。
★ビタミンの爆弾、ローズヒップ
ドッグローズの実から採れるローズヒップは、ビタミンA、B、C、D、E、Kを多く含むため「ビタミンの爆弾」とも言われています。特にビタミンCの含有量は、レモンの10~20 もあります。タバコやお酒、紫外線、ストレスは多くのビタミンCを消費するため、ローズヒップティーで補ってみてはいがかでしょうか。また、ビタミンCはメラニン色素の生成を防いでシミを予防する他、コラーゲンの生成を促すため、美白や美肌効果なども期待できます。
★デトックス効果抜群のドクダミ
ドクダミの名前は「毒を矯(だみ)す」から来ています。さまざまな効能を持つため、「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれています。中国から日本に伝わり、平安時代前期には既に薬草として使用されていました。むくみや便秘の緩和、毛細血管の強化、代謝促進、抗糖化作用などがあります。花びらから根まで薬効成分が含まれるため、薬草として全草が使えます。
★鎮静、鎮痛に パッションフラワー
和名を時計草(トケイソウ)と言い、時計の文字盤に似ている花をつけます。精神的な緊張などに起因する不眠、不安、緊張、イライラ感の緩和に効果があると言われています。また天然の鎮静剤と呼ばれ、神経痛、頭痛、生理痛、筋肉痛、肩こりの症状緩和に役立つとされています。
★不眠の改善、抗うつ作用の あるセントジョーンズワート
和名を時計草(トケイソウ)と言い、時計の文字盤に似ている花をつけます。精神的な緊張などに起因する不眠、不安、緊張、イライラ感の緩和に効果があると言われています。また天然の鎮静剤と呼ばれ、神経痛、頭痛、生理痛、筋肉痛、肩こりの症状緩和に役立つとされています。
★疲労回復、二日酔いにハイビスカス
ハイビスカスは「ローゼル」という食用品種を乾燥させたものをティーとして摂ります。 ハイビスカスに含まれるカリウムは、むくみや二日酔いを改善し、クエン酸は疲労回復やのどの炎症を抑える働きがあります。ビタミンCが豊富に含まれるため、風の症状緩和や肌荒れにも効果が期待できます。ハイビスカスティーは酸味が強いため、蜂蜜を加えて飲むのがおすすめです。
*この記事に記されている効能は期待されるものであり効能を保証するものではありません。
*妊娠中、授乳中、闘病中の方は、摂取の前に医師や薬剤師に相談しましょう。
(日刊サン 2018.05.18)