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♡今年大ブレイクの予感、バイオダイナミックフードとは?【世界の美容事情 トレンドニュース】

Bynikkansan

4月 23, 2017

♡ 今年大ブレイクの予感、バイオダイナミックフードとは?

今、カリフォルニアやオレゴンなど、健康志向の強い州でバイオダイナミックフードが流行りだしています。おそらくハワイでもオーガニック系のスーパーで、バイオダイナミックというレーベルのついた食べ物を頻繁に見かけることになるでしょう。 このバイオダイナミックフードとは、バイオダイナミック農法を使って育てた食物のことを言います。この農法は、人智学のルドルフ・シュタイナーが提唱した有機農法の一種で、もともとドイツやスイスで普及した循環型農業です。

 

その特徴としては、農薬と化学肥料を使わず、天体の動きとの調和、動物との共生、独自の調合財を使っているところ。天体の動きというのは、月や天体の動きがどう植物に作用があるかをベースにしており、占星術の知識を元にした非科学的なものでもあります。調合材などもホメオパシーを利用していたりすることから、品質認証の自主基準をパスしなくてはならず、デメターインターナショナルという独自のグループがその認証を行なっていますが、その認証は非常に厳格です。 このバイオダイナミック農法野菜は、フルーツ、穀物などの栽培のほか、ワイン(ブドウ栽培)また化粧品などもバイオダイナミック農法を使ったものがあります。実は世界的によく知られているヴェレダはこのバイオダイナミック農法で栽培された植物を原料としています。

 

それではいくつか、今、人気のあるバイオダイナミックフードをご紹介しましょう。まずは、Back to the rootsというメーカーから発売されている、Biodynamic Cinnamon Clustersというシリアル。ホールウィート、ケーンシュガー、シナモン、シーソルトの4つのみを材料しか入っていないこのシリアルは、すべてバイオダイナミック農法で、ブルーベリーなどをトッピングして食べるとおいしいと評判です。

 

WellWellという会社の、Watermelon Recovery Drinkは、すべてバイオダイナミックのレモン、タートチェリー、スイカを使ったコールドプレスジュースで人気。Yellow Barn Biodynamicの、 Tomato Basil Pasta Sauceはこちらもすべてバイオダイナミック農法のもので作られていて、しかも糖分が少ないので、糖分が気になる人にオススメです。LAでカルト的な人気を誇る、Zenbunni のRainbow box of Chocolateも、実はバイオダイナミックのカカオを使ったチョコレート。すべて、グルテンフリー、ソイフリーです。Organic Divina Biodynamicの、Pitted Kalamata Olivesは、ギリシャでバイオダイナミック農法で栽培されたオリーブを、オーガニック赤ワイン、シーソルトに漬け込んだもので、こちらも人気。 オーガニックよりもさらに厳しい認証をパスして売られているバイオダイナミックフード。今度スーパーで見かけたら、健康や美容のために試してみては?

 

写真引用:https://growswitch.com/create-environment-friendly-biodynamic-food-system/

https://www.drinkwellwell.com

Writer: 内田佐知子