今年も色々な美容トレンドがブレイクしましたが、果たしてそれが持続するものなのでしょうか? 有名人を顧客に持つ、NYのRescue Spaのオーナー&エステティシャンのDanuta Mielochさんが、いくつか例をあげて予測しています。 今年のトレンドを振り返る意味でもチェックしてみましょう!
まずはチャーコール。チャーコール入りのドリンクや美容グッズなど色々なものが発売されました。確かに炭は浄化作用に優れているけれど、お肌に使うのには強すぎるのではというのがダヌタさんの意見。チャーコール入りのプロダクトは色々あるけれど、浄化作用の強いものを使うのであればクレイマス クの方が良いのではと考えています。
続いては、スキンケアの方法の見直しブームです。美容液などをよく知らずにいろんなものを重ねすぎると、かえって毛穴が詰まる原因になる可能性があるので、シンプルにするべきではという動きがありました。でもダヌタさんにしてみれば、それはメーカーによって使う成分が色々違うのは当然なので、買う前に店員にちゃんと成分を聞けばいいだけ。見直すのはいいけれど重ね塗りはこれからも美容のために、みんな続けるだろうという予測です。
身近なドラッグストアでも普通に見かけるようになってきたシートマスク。このトレンドは今後も続きそう。でも、その成分によって随分違うのでクオリティの高いシートマスクが、今後は注目されるのではと予測しています。コラーゲンのサプリも今年は流行りました。体内からコラーゲンを摂取してお肌もプルプルに見せようというコンセプトで、日本などでもおなじみですが、アメリカではその考え方はイマイチだったよう。コラーゲンのサプリを摂るよりは、保湿を外からしっかりという考え方のようです。
ココナッツオイルをモイスチャライザーとして使う人も増えた2018年。ナチュラル志向の人たちの間では、体にココナッツオイルを塗るのが定番となりましたが、ちょっと油っぽすぎて、その好みが分かれました。マッサージに使うのならまだまだ需要はありそうです。
続いて、バンパイアフェイシャル。自分の血小板を使って細胞を蘇らせるというフェイシャルですが、このフェイシャルの人気は衰えず、来年以降も持ち越しそうです。 そして、今年はボーンブロススープも大流行。栄養価が高く、体や美容にとてもいいですし、今後はもっと環境汚染などを気にする人たちも増える一方なので、まだまだ人気は続きそうです。
クリスタルローラーも大流行りだった今年。翡翠でできたローラーのミネラル成分がお肌に良いということで、中国などでは昔から使われてきているフェイスローラー。こういったガジェットは今後も増えていきそうです。
また今年は、アダプトゲンという言葉がメジャーになりました。アダプトゲンとは、アシュワガンダや霊芝といった天然のハーブのこと。ストレスの多いこの世の中、アダプトゲンはあちこちのお店で、スムージーなどのドリンクにも積極的に入れるようになり、今後もどんどん広まっていきそうだと予測しています。
さあ、この中で、皆さんが試したというトレンドはありましたか? 自分に合ったものが見つかったら是非トライしてみては?
(日刊サン 2018.12.12)
写真・参考サイト:https://www.wmagazine.com/story/best-and-worst-skincare-trends-of-2018
Writer:内田佐知子