無呼吸症候群は、放っておくとリスクが高く、心臓発作や心筋梗塞の原因となると言われています。しかし、実際に無呼吸症候群なのかを診断するのは難しいと言われていて、80%の無呼吸症候群の患者たちは、無呼吸症候群でないと判断されることが多いのだとか。そこで、そんな無呼吸症候群を察知する指輪「GO2SLEEPP」が、今年の年末にイギリスで発売開始されることになりました。「GO2SLEEPP」はシリコン製の指輪で、中指か薬指につけて寝ると、指輪の中に入っている小さなカプセルが、寝ている間に血液の流れや酸素レベルをモニターしてくれます。血液中の酸素がいきなり落ちることが無呼吸症候群だと判断する決定的なサインです。
また、指輪にはアクセルメーターという小さなデバイスが入っていて、寝ている間の腕の動きもモニターします。そして朝、起床したときに指輪を外すと、ワイヤレスでデータが携帯に送信されます。そのデータをもとに、無呼吸症候群の治療が必要かどうか、ドクターと話し合いができます。 無呼吸症候群のチェック検査は、入院が必要だったり、大きなデバイスをつけて長時間モニターされたりと、少し面倒な検査なのですが、指輪をつけるだけで気軽にチェックできるなら嬉しいですよね。イギリスでは75ポンド程度で売り出されるというこの指輪、アメリカでもデマンドがあるのではないでしょうか?
(日刊サン 2018.10.24)
写真・参考サイト:https://www.dailymail.co.uk/health/article-6279225/Would-wear-hi-tech-ring-finally-banish-snores.html
Writer:内田佐知子