毎年秋になると、NY、ロンドン、ミラノなどファッション最先端をいく大都市で、ファッションウィークが開催されます。先日、その皮切りにNYファッションウィークが開催されました。今年はグランジ風のメイク、髪の毛もオールバックだったり、目の周りを派手に飾ったり、日本の歌舞伎風のメイクなどと、ランウェイから色んなトレンドが発信されました。それでは、そのなかから今シーズン注目のメイクアップトレンドをいくつかご紹介しましょう。

　今シーズンのマニキュアはとてもシンプルなフレンチネイルが目立ちました。ゴツゴツして色んなアクセサリーを盛ったネイルは、今シーズン、もうトレンディではなく、デザインに少し工夫をしたシンプルなフレンチネイルをしているモデルがほとんどでした。また、テラコッタ色のメイクも目立っていました。例えば、アプリコット色のネイル、オレンジ系の色を使ったチークの塗り方も注目されていたようです。夏から秋にかけて、このトレンドはポピュラーになりそうです。

　そして80年代の影響も大変強かった今年のNYファッションウィーク。スモーキーなシャドー使いをして、目を濃いめに囲ったり、パンクロック＆ヘビーメタル風のメークも人気、髪の毛はオールバックでちょい悪なイメージがポピュラーでした。ジェレミー・スコットのファッションショーでは、ネオン色を使った、日本の歌舞伎役者のようなメイクが話題になりました。

　その他、クリスタルやパールなど、石をちりばめて使用するメイクやヘアスタイルも目立ちました。この影響で、こういったグッズも販売され出すかもしれませんね。そして今年のNYのファッションショーで最も話題になったのは、個性の強いアイメイクデザイン。白いアイライナーで目の周りに雲のような絵を描いたり、ネオン色のアイライナーをかなり太く塗ったり、グリッター系のアイシャドウを使って、目元にかなり派手なデザインをしていました。

　ファッションウィークはトレンドの発信場所。今年のメイクアップのトレンド傾向を少し意識してみてはいかがでしょうか？

写真・参考サイト：https://www.wmagazine.com/story/new-york-fashion-week-beauty-trends-spring-2010

Writer：内田佐知子

（日刊サン 2019.9.25）