アーユルヴェーダをコンセプトにした美容法が、いま、アメリカでトレンドとなっています。アーユルヴェーダは1万年以上も前にヨギーニたちの間で始まった、鍛錬であり、ライフスタイルであり、マインド、ボディ、環境などすべてのバランスをとること。決して美容法でもなんでもありませんが、いま、ホリスティックな美容アプローチが注目されているため、あえてアーユルヴェーダ・ビューティと呼ばれています。アーユルヴェーダの考えでは、インナービューティこそが外見の美しさにつながります。そこで、ハーブ、オイルなどを使って体内も綺麗になるように、ナチュラルなものへのこだわりが強いのも特徴です。いくつかそんなアーユルヴェーダのアプローチを使ったビューティ・アイテムをご紹介しましょう。

　まずは、「Surya Healing Ayurvedic Bath Soaks」。疲れた心身を癒すためのヒーリングハーブ、エプソンソルトが入ったバスソルトなのですが、例えば「The Vata Calming Soak」には、ラベンダーとアシュワガンダなども入っていて、心身共にリラックス。筋肉を癒すバスソルトにはカレンデュラやアルニカフラワーなども入っていて、奥深いところから癒されると人気です。

　続いては「Uma oils absolute anti-aging body oil」。お風呂から出た後にこれで体をマッサージすると、つやつやになるというオイル。ザクロ、モリンガ、グレープシードオイル、サンダルウッド、ローズ、ネロリなどの気分が上がるオイルがブレンドされていて、アンチエイジング効果に優れていて人気です。

　「Ranavat Botanics Mighty Majesty Hair Serum」は、髪の保湿に欠かせない美容液。インドの人たちはよくこのジャスミンのオイルを保湿油として髪に使うことが多いのですが、少し髪先につけるだけでもいいし、乾燥が気になるときは全体的に塗るのもGOODです。

　「Sundari Chamomile Eye Oil」 は、お肌に優しいカモミールとアボカドオイル・ブレンドのアイオイル。疲れていて、目の下にくまができているなんて人は、このオイルを使えば、お肌へのオイルの吸収力もとても良いそう。目の周りの皮膚が柔らかくなるのをすぐに実感できること間違いなしです。

　最後は、「Taila Skincare Muhka Botanical Cleanser」というクレンジングオイル。メイクも綺麗に落ちるオイルで、顔にそのままオイルをつけてマッサージすると、お肌を痛めることなく、オイルがミルキーに。毎回の洗顔が楽しくなるほど綺麗に落ちるボタニカルクレンジング・オイルです。アーユルヴェーダ・ビューティ商品はこれからもどんどん増えていきそう。美容に取り入れるアーユルヴェーダの考え方。とても面白そうですね。

写真・参考サイト：www.elle.com/uk/beauty/body-and-physical-health/a19690965/what-is-ayurveda-beauty/

Writer：内田佐知子

（日刊サン 2019.12.11）