80年代に流行った、唇の温度で色が変わるムードリップスティックを皆さんは覚えていらっしゃいますか? ハワイでも当時、定番のお土産として、もらった人、そして買ったという人もいるのではないでしょうか? 実は今、そのムードリップが再ブレイクしているんです。
80年代に誕生したと思われがちのこのムードリップ。実はその歴史は70年前にも遡ります。Tangeeというメーカーがオレンジ色の口紅を発表し、「これを塗るとあなたに一番似合うカラーになる」というキャンペーン文句で、1922年に売り出しました。ムードマッチャーという会社がもっと色を追加して売り出したのが、1985年。この時が、一番売れた時期でした。
このムードリップのコンセプトはまた復活していて、Diorからも Dior Addict Lip Glowという、ナチュラルな唇の色をより美しく見せる色になるというリップバームを売り出し、セフォラでも同じような Color Reveal Lip Balmというリップバームを売り出しました。すると今度は、Nyxや、Smashboxからも、派手な色の口紅で色が変わるタイプのものが売り出され、Givenchyでは黒のリップ、そしてMoodmatcherからはほぼレインボーカラー全色を発売しています。
唇の温度によって色がパーソナライズされるというのがポイントなのですが、それよりも実は、長持ちして保湿効果が高いというのが人気の理由なんです。タイムレスなムードリップスティック。みなさんも1本購入してみては?
写真・参考サイト:https://www.moodmatcher.com
Writer:内田佐知子