日刊サンWEB

過去記事サイト

♡ 国によって「デトックス」の感覚は違う?【世界の美容事情トレンドニュース】

ここ数年、ジュースクレンズや、瞑想キャンプ、など「デトックス」ブーム。アメリカではジュースクレンズを含めたリキッドダイエット、例えば炭入りの水を飲んだり、レモンとカイエンペッパー入りの水を飲んだりすることがデトックスとイメージしますが、他の国の人たちは「デトックス」というと、何を想像するのでしょうか?

 

例えばポーランド。ポーランドの人たちは、小さな頃から地球を大切にすることを学びますので、自然の中で、オーガニックの食べ物を食べながらリラックスというのが、デトックスと考えています。ポーランド女性はとても芯が強い女性が多いようですが、それは定期的に自分の心のクリーニング=デトックスをしているからのようです。

 

続いてメキシコ。メキシコではデトックスというと、飲みすぎたアルコールを体から出したり、ダイエットしたり、瞑想をすることがデトックスだと考える人が多く、朝食にフルーツを食べたり、グリーンジュースを飲んでデトックスにしているようです。朝、メキシコではデトックスしたいと願う人達のために新鮮なフルーツを売る車で賑わっています。

 

続いてはギリシャ。ギリシャでのデトックスは、タラソテラピー、海で海水浴してデトックスです。この方法は何世代にも渡り、言い伝えられてきた習慣。夏の間にしっかり海でデトックスしておくと冬に風邪を引きにくく、免疫力アップ、アンチエイジング効果もあるとのことで、ギリシャ女性たちはタラソテラピーをデトックスと考えているそうです。

 

ナイジェリアでは、クリスマスやお正月にお腹いっぱい食べたあとデトックスをする人が多く、通常、野菜の葉っぱなどからジュースを抽出して飲むのだとか。例えば、ウグと呼ばれる葉っぱや、モリンガといったもの。これを飲むと腸内がキレイになり、血液の循環も良くなり、デトックスできるのですが、小さい頃、これを飲まされたナイジェリア人は、大便がグリーンになってしまうし、葉っぱがとても苦いので、あまりいい思い出はないそうです。

 

スウェーデンでは、デトックスといえば、サウナで汗をかいてデトックスというのが定番です。スウェーデンでは、氷の風呂とサウナに交互に入って、血流アップするのですが、これは古代から汗をかいて体内の老廃物をデトックスするのが習慣となっています。

 

続いてはペルー。ペルーでは、体から毒素を排出するためのプロセスがデトックスだと考えていて、そのために、ペルーの火山のお水を使って体内クレンジングをすることもあります。セレモニー的なもので、どちらかというと自分発見の旅のお手伝いをしてくれるようなプログラムなんだとか。

 

イギリスでは、ジュースクレンジングやデトックスティーを飲んで、デトックスするのが定番です。アメリカほどジューシングは人気ではありませんが、イギリスの場合、飲んだら、ジュースを飲んで、ジムに行ってデトックス!という考えが多いようです。

さあ、あなたにとってのデトックスとはどのような意味を持っていますか?

 

 

参考サイト:http://www.byrdie.com

Writer: 内田佐知子