新年の抱負にダイエットを掲げている人はたくさんいらっしゃるかと思います。ダイエット業界をよくしるトップ栄養士が、今年のダイエットトレンド予測をした内容を、そんなみなさんにご紹介しましょう。
まずは、『マイクロバイオームを食べよう!』マイクロバイオームとは腸内細菌叢のこと。これらの細菌が、健康に大変有効な役割を果たしています。このマイクロバイオームを増やしてくれる食べ物をもっと食べようというムーブメントが今、世界的に起きています。マイクロバイオームを増やす食べ物とは、例えばザワークラウト、キムチ、ケフィール、テンペなど。コンブチャもその一つです。このマイクロバイオームが減ってしまうと、免疫力が落ち、アレルギー、動脈硬化、糖尿病、肥満など、消化管以外の病気にも発症する可能性が増えてしまうのです。胃腸が健康だと、体も心も健康になれるのは本当のようですね。
続いては、『ブロッコリーレイブ』という野菜。ちょっと苦味のある野菜で、日本の菜の花のような感覚でしょうか?実はこのブロッコリーレイブは栄養分が豊富で、繊維質が多く、ダイエットや、食欲コントロール、消化器官の健康、栄養吸収アップなどに繋がるというのです。単純にニンニクと塩胡椒でローストするだけでも美味しく食べられるブロッコリーレイブ。ヘルスフードストアでは、もっと今年見かけることになりそうです。
続いて、インカのピーナッツと言われている『サチャインチナッツ』が今、栄養価の高いスーパーフードスナックとして広く紹介され始めています。上質なオメガ3脂肪酸や、ビタミンEが豊富に含まれていて、これを食べるとセロトニンの分泌が活発になるので、よく眠れたり、穏やかでハッピーになれるとのこと。また、無駄な食欲のコントロールもしてくれるので食べ過ぎを防いでくれるとのことでダイエットに最適。食感はサクサクしていて、味はアーモンドなどに比べると癖がありますが、今年ポピュラーになりそうな健康スナックです。
続いて『テフ』。これはセレブも最近ハマっている究極のスーパーフードで、小麦粉代わりにもなります。キヌアが今まで流行っていましたが、それにとって変わるほどの勢いで、たんぱく質、食物繊維、ミネラル、ビタミン類も豊富。しかも、レジスタンススターチという粉でほとんどできているのですが、これを摂取すると腸内環境の改善が期待できるということで、大変注目されているんです。ベーキングにも良いし、スープやサラダにも入れるのもよし、キヌアと同様使いやすく、癖もないので、幅広く今後使われていきそうです。
そして最後に『植物ベースのプロテイン』。どんどんヘルシーな食生活を選ぶ人たちが、そうでない人を上回ってきている今日この頃。プロテインは動物性ではなく、ヘンプ、豆、ピーナッツ、ブラウンライス、アーティチョークなどから摂取しようという動きがもっと活発になるとのこと。糖尿病、心臓疾患、太り過ぎなどの問題を改善してくれる植物ベースの食事。すっかり最近は、ナチュラル志向に世の中が傾倒しているということなのですね。
そのほかにも、例えば、ヘンプの抽出液などは、不安神経症やうつ、痛みに悩まされている人に良いし、ターメリックなども体の炎症などに効果があるので今年もっとブレイクしそうですし、とにかく、高品質、オーガニック、そして新鮮な植物ベースの食事をしていれば、カロリー計算などをしなくても、体も心も元気になれるというわけ。ぜひこんなトレンドフードを意識して摂取してみては?
写真引用先 www.diabetesdaily.com www.sachainchilaos.com
Writer: 内田佐知子