水を1日に2リットル以上飲むと、健康、そして美容も保てるということで、モデルたちは必死に水を飲んでいるものですが、モデルでなくても、水はしっかり飲むべき。でも、味のない水だけをひたすら飲むのって意外と苦痛なものだったりしますよね。そこで世界の人たちは、水をどのように工夫して飲んでいるのか調べてみました。
まずはオーストラリア。場所によっては大変暑くて湿度の高いオーストラリアでは、ほとんどの人が水筒をいつも持参するのが当たり前。常に水分補給する習慣づけをしています。オーストラリアの場合は、フィルターを通したボトルウォーターを買う習慣はあまりなくて、VOSSのおしゃれな水のボトルに水道水を入れて何度も使ったり、結構、水道水を普通に飲んでいるんだとか。
続いてスウェーデンでは、今、白樺から取れた水を飲むのがトレンディなんです。樺には、亜鉛、カリウム、マグネシウムなども豊富で、セルライト、吹き出物、インフルエンザ、頭痛などを取り除いたり、免疫力をアップする力もあるんだとか。デトックスにも良いとのことで、今、スウェーデンでは、Birch waterが出回っているんだそうですよ。
中国では、お水をいっぱい飲むと血流が良くなると信じているので、たくさんお水を飲むように気をつけている人が多いです。しかし、お水の代わりに中国の場合はお茶やスープの状態にして水分補給することも多く、とにかく水分を多く取ろうというのが中国式です。
スペインでは、Vichy Catalanというミネラルウォーターが一番売れているお水で、不純物総溶解度(TDS)が大変高いお水です。またスペインではお水といえばスパークリング。フラットなお水を飲むことはあまりありません。
イランでは、ベリーやシトラスなどの入った、いわゆるデトックスウォーターを飲むのが習慣づけられています。そうすることによってメタボリズムが良くなると信じていて、こうして水を飲むことで体重減にも繋がり、デトックスにもなるんです。また、イランでは、生理痛の時などは、お湯にレモンとはちみつを入れて飲むと治ると言われ、これを痛み、風邪の時など、辛い時はこうしてお湯を飲んで元気になっているんだとか。
アメリカはとにかくソーダや砂糖入りの飲み物が大人気で、お水だけをそのまま習慣的に飲む人は他の国の人と比べると少ないのですが、最近はおしゃれなグラスやボトルに入ったお水やアルカリ性のお水、フレーバーウォーターなどをどんどん発売し、工夫してお水を飲ませるようにしています。お水のブランドの数はアメリカがどこの国よりも多いそうで、どれだけ水離れをしているかがわかります。
フランスではお水はあまり飲む人が多くなくて、飲んだとしてもスパークリングで、水を飲むならワインを飲むという人の方が今も多いようです。1日1杯ワインを飲めば長寿できると考えるフランス人には、水を飲むということはあまりシリアスな問題ではなさそうです。
皆さんはお水をたっぷり飲んでいますか?
Writer: 内田佐知子