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♡ デンマークのヒュッゲに続くスウェーデンの『ラーゴム』とは?【世界の美容事情トレンドニュース】

Bynikkansan

11月 8, 2017

 昨年、アメリカで大変ポピュラーになったライフスタイルコンセプト、デンマークのヒュッゲですが、今度はそれに変わって『ラーゴム』というスウェーデンのライフスタイルコンセプトが注目を集めています。

 ラーゴムは、”Not too little, not too much”日本語でいうと、ちょうどいい、程よいという意味にあたります。なんでもちょうど良いバランスで、ほどほどに、という暮らし方や考え方で、確かに、そのように多少お気楽に考えれば、平和な精神状態が保てそうですよね?『ラーゴム〜スウェーデン人の幸せの見つけ方』という本を書いたLinnea Dunneさんという著者による、スウェーデン式のラーゴムライフのストレスフリーの生き方をするための6つのポイントをご紹介しましょう。

 

 

<ちょくちょく休みを取ること>

 1時間仕事をしたら5分休む。それはオフィスでも家でトイレ掃除をしても同じことで、無理をしないこと。でも、その休みの時間にソーシャルメディアを見て過ごすのではなく、他の従業員や仲間と話したり、お茶を飲んだり、バーチャルワールド以外で自分のためになることをすることが大切です。

 

<スケジュール管理は現実的に組むこと>

 アメリカ人は忙しいのが好きなのか、スケジュールががっしり組まれていることを好む国民です。(日本人も!)1日にできることを、無理せずに組んで、怠けすぎず、忙しすぎずというちょうどいいスケジュールが大切です。

 

<ミニマリズムを大切に>

 スウェーデンといえば、家具量販店のIKEAを生んだ国でもありますが、あのスウェーデンのデザインと同じで、ものは少なく、心地よく、そして機能的にというのがスウェーデンの人たちの考え方です。家具でもストレージ機能に優れた家具を選ぶとか、物だらけで頭の中がごちゃごちゃにならない家つくりが大切です(これはヒュッゲとも共通していますね)。

 

<パートナーとの時間も大切だけど、それ以前に自分の時間を大切にしましょう>

 自分の好きなことをパートナーのためにやらないなんて問題外。例えば、新聞が読みたいと思ったら、パートナーと一緒に読むとか、ヨガのクラスにパートナーを連れていって一緒に楽しむとか、工夫して、パートナーを自分の生活に取り込むくらいのスタンスでいると、お互いを束縛せずにハッピーでいられるのです。スウェーデンの人は、me time together(自分の時間を一緒に)という言葉をよく使いますが、自分がやりたいことをパートナーと共に自分のペースで、そして無理は禁物というスタンスで、お互いの距離を保ちながら、平和な関係をキープしているのです。

 

<好きな人のインスタグラムだけフォローする>

 インスタグラムを見て元気をもらったり、インスピレーションを受けることもあれば、インスタグラムを見て嫌な気分になったり、変なドラマに巻き込まれることもあるものです。楽しく、インスピレーションを与えてくれたり、心が落ち着くような内容をアップしているインスタグラムだけフォローして、嫌な気分になるポストをしているネガティブな人のインスタグラムはフォローしないようにするというのが、ラゴム式インスタグラムの使い方。フォローする人もシンプルに!

 

<セルフケアを大切に>

 現代の人たちは忙しすぎるし、ストレスが多いという状況が避けられません。そこでこのラーゴムの生き方では、自分のプライオリティをしっかり決めていくことを重要と考えています。時間がないときに、やる必要がないことをドロップしていく勇気を持つことも大切なのです。

 

 ラーゴムの生き方、北欧の家具のように、実用的で機能的で、無駄なものがないシンプルな暮らし。自分の今の暮らしをちょうどいいと思える心を持って、それを受け入れる姿勢。皆さんもちょっと取り入れてみませんか?

 

 

写真・参考サイト:https://www.wellandgood.com/good-advice/what-is-lagom-swedish-trend/

Writer:内田佐知子