歴史ある国、ギリシャ。美しい建造物を残しているだけでなく、昔から超絶な美人が多いことでも有名。古代から伝わる美容法を、いまも大切にしている女性が多いのだそうです。そこで、サンフランシスコでギリシャ流のスキンケアを専門にしたスパ、アテナエレンのオーナー、アテナ・ヒューエットさん、そしてギリシャの薬局専門医、ジョージ・コーレスと立ち上げたスキンケアブランド、Korresの代表、レアさんに、その3千年以上にわたり伝えられてきたギリシャ美容をご紹介しましょう。
1、 抗菌作用のあるヒーリングフェイシャルハニーマスク
ギリシャの女性がよくお肌に用いるのがオリーブオイルとハニーです。蜂蜜には抗菌作用があり、オリーブオイルにも大変ヒーリング効果があります。お風呂に入る前に、1/4カップのはちみつをジャーに入れて(少しお湯を入れても大丈夫)これに1/4カップのオリーブオイルを入れてよく混ぜます。あとはこれをブラシで顔に塗るだけ。そしてお風呂に入ったまま、10分ほどそのまま放置して、あとは綺麗に流し落とせばオッケー。ギリシャにはタイムハニーという特別な蜂蜜があり、これは普通の蜂蜜よりもビタミンやアミノアシッド、フラボノイドなども多く、ドライ肌に大変効果があります。ギリシャの人たちにとって、風邪をひけば、小さな頃からハーバルハニーシロップを飲むのは当たり前。タイムハニーはなんにでも効く、ギリシャの人たちにとって欠かせない存在なんです。
2、 塩でスクラブ
肘や膝がカサカサなのは魅力的でないと考えているギリシャ女性。オリーブオイルにエプソンソルトを入れて、お風呂に入りながら塩でゴシゴシ肘や膝をスクラブする習慣があります。そのままエプソンソルトのお風呂に長使って入ればデトックス効果も。
3、ヨーグルトをAHAピールとして利用
古代ギリシャの人たちはヨーグルトを健康や美容のために多様してきました。日焼けしたあとはおばあちゃんにヨーグルとを塗られたとか、懐かしい思い出があるギリシャの女性はたくさんいるようです。そこで、ヨーグルトをこれまたオリーブオイルと混ぜてパックして、10分ほど放置。毛穴も引き締まってお肌が生き返ります。
4、お花やハーブをお風呂に入れてデトックス
古代のギリシャの人たちは、よくドライフラワーやハーブをお風呂に入れてていました。すると皮膚だけなく、筋肉、そして心もデトックス。使い終わったハーブティーでオッケーなので、これをお風呂に入れて20分ほど浸かってください。お茶が細胞を活性化してくれるでしょう。
5、 オリーブオイルを保湿剤として使う
ヨーロッパ諸国で共通していることでもありますが、オリーブオイルはとにかくオールマイティに愛されている美容と健康の王様。昔からリキッドゴールドと言われてきたほど、大切にされてきています。女性は、髪の毛、顔、ボディなど、あちこちに使ってきました。質の良いオーガニックのオリーブオイルをモイスチャライザーとして使えば、お肌もしっとり潤います。だから、オリーブオイルを食べる目的ではなく、美容の目的に購入する女性も今だに多いそうです。
6、 ざくろのエキス!
歴史的に、誰かが亡くなったり生まれたりしたとき、また結婚式、出産、再生などに使われてきた、ギリシャ人の人生に欠かせないざくろの存在。栄養分、抗酸化成分が豊富で、赤ワインや緑茶などの3倍以上の抗酸化作用があるほど。アンチエイジングのために、このざくろを使うと細胞の再生につながるそうで、毛穴も引き締まるので、パックなどに利用する女性も多いようです。
ナチュラルなものでしっかりお手入れをすれば、いつまでも美しさが保てるのかもしれませんね。ギリシャ人女性のビューティシークレット、参考になりましたか?
写真・参考サイト:https://www.byrdie.com/greek-skincare-secrests
Writer:内田佐知子