アメリカで韓国のスキンケアブランドが流行り、K-Beautyという言葉が生まれ、その後日本バージョン、J-Beautyという言葉も聞かれました。次は、どこの国のビューティーが注目されているのでしょうか??
実は、今注目されているのは、G-Beauty。ドイツのスキンケアブランドに注目ということなのです。あのニューヨークタイムズも、今後ドイツのスキンケアブランドの人気が上昇中といった記事を紹介したくらい。ニューヨークタイムズの記事によると、韓国コスメは、そもそも韓国政府が自国のブランドをより世界の人々に紹介しようと協力して、全面的に盛り上げていたそうですが、このG-Beautyの場合は、国のサポートはなく、アメリカ全体のクリーンビューティブームに乗って自然に盛り上がってきたのです。
ヨーロッパのスタンダードであるクリーンビューティ。LAのラグジュアリービューティの専門家によると、お店に来るとメイドインジャーマニーというドイツ製にこだわるお客さんも最近はいるそう。ドイツのスキンケアブランドで今、人気のトップ3はWeleda、Dr.Hauschka、そしてDr. Sturmというドイツベースの自分のクリニックで血小板を使ったオリジナルクリームを作っているドクターのブランドも大人気。Weledaはアメリカで最近、いきなり人気が出てきていて、売上も、前年度から比べると19%増。
ドイツでは政府が積極的にドイツ製のコスメをプッシュするような活動はしていませんが、農家におけるバイオダイナミック製法を勧めていたり、自然とそのようなオーガニック重視の生活が美容面にも影響を与えているよう。ホールフーズでも最近、ドイツ製のスキンケアグッズやコスメのデマンドが急上昇中。これからG-beautyがもっと定着しそうな予感です。
写真・参考サイト:
https://www.purewow.com/news/what-is-g-beauty
https://www.nytimes.com/2019/04/10/style/german-beauty.html
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2019.05.01)