オランダのデルフト大学で、エンジニアを目指す学生たちが考え出した、ソムノックス(Somnox)という睡眠ロボットが発売され、話題になっています。500名以上の参加者が協力して完成したこのロボット、いったいどんなものなのでしょうか?
睡眠障害を抱えている人のために考えられたこのスリープロボット。体が寝る準備をスムースに手助けするだけでなく、ロボットの本体から瞑想音楽や子守唄、心臓の鼓動などナチュラルな音楽を流し、心を落ち着かせるためのセラピーサウンド機能が備わっています。
また、自分の呼吸パターンをデータ化し、落ち着いた呼吸のリズムになるよう導いてもくれます。スマホのアプリを使うと、使用モードの選択、呼吸リズムのカスタマイズ、呼吸リズムの自動調整、といった機能にカスタマイズも可能。自分の呼吸と睡眠状態をリアルタイムでキャッチすることで、ロボットもその時に合わせて呼吸リズムを自動調整する機能も付いています。
見た目はまるでピーナッツのようなフォルム。抱き枕のように使うとリラックスでき、無意識のうちに落ち着いた呼吸リズムに同調するよう導いてくれます。抱え心地も良くてこれを使うと夜も快眠ということですが、お値段は580ドルほど。 研究によると睡眠には呼吸を整えることが重要な一つとわかっているそうです。世界では5人に1人が不眠症と言われていますが本当にこれで改善されるなら、1度試してみたいですね。
写真・参考サイト:www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-7583729/Kidney-shaped-sleep-robot-Somnox-costing-549-claims-banish-insomnia-relaxing-people.html
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2019.10.30)