ヨガといえば健康、美容に良いとされ、ゆっくりとリラックスした状態で行うイメージですが、最近、怒りのヨガ『レイジ・ヨガ』がテキサス州で登場し、話題になっています。このヨガでは、悪い言葉を思う存分吐き出し、ビールを飲んだり、ヘビーメタルを聴いたりと、本来のヨガとは対照的なことをやるクラスなのです。
レイジヨガを考案したリンゼイ・イステースさんは、心の平和を保つのに、ちょっと違った方法があってもいいのでは? と考えたのがきっかけだといいます。ヨガの動き自体は、普通のヨガのポーズと同じで、インストライクターやクラスによってそのコースは違います。またこのレイジヨガのインストラクターになるためのプログラムも既にあるそうで、200時間のトレーニングをこなすと、先生にもなれるそうです。
クラスの最中に、感情のリリースの一環で卑猥な言葉を叫んだりしますが、心理セラピストによると、やりすぎは逆に悪影響なので、ほどほどにしておくことが重要だとアドバイスしています。でも、今までクラスの中で、感情のコントロールをできなくなった生徒さんはいないそうです。ユーモアのある人たちが楽しんで参加してくれるようです。
また他のヨガの先生たちがこの新しいレイジヨガをどう思っているのかきいてみたところ、新しいコンセプトのヨガであって、面白いのではないか? いろんな形のヨガがあっていいと思うと考えている人がほとんどだそうです。 レイジヨガがハワイでも体験できるようになるかは謎ですが、ちょっと気になりますね!
写真・参考サイト:https://www.health.com/fitness/rage-yoga
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2019.03.13)