ここ最近、デンマークのヒュッゲ、スウェーデンのラゴムなど、シンプルでバランスのとれた心と体に優しい生き方を提案する北欧系の概念が世界的に注目されていますが、その最新バージョンはオランダの「ニクセン」。オランダ語で、何もしないという意味があるのですが、その内容は、マインドフルネスや瞑想と似たコンセプト。
マインドフルネスが今のことだけにフォーカスすることだとしたら、ニクセンは、細かいことを考えずに、とにかく何もしない。という感じです。 燃え尽き症候群などでバーンアウトの状態になっている人たちが、このニクセンを実践するとストレスも改善され、休んでリフレッシュした分、もっとクリエイティブになれるのだとか。
たまには目的も何も持たずに、ぶらりと何も考えずにボケ〜っとしたりしてスローダウンすると、もっと仕事やプライベートも効率的になるのかも? 実践するコツは、何もしないことに罪悪感を感じないで実践すること。 常に何かをしなければいけないと焦る気持ちを、意識的にギルトフリーにしてみるのも体に良さそうですね。
皆さんもニクセンを実践してみては?
写真・参考サイト:https://www.wellandgood.com/good-advice/what-is-niksen/
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2019.08.14)