毎年1月にラスベガスで開催されるCES(Consumers Electronics Show)という最新電化製品&器具の展示会で、今年も多くの最新美容器具が発表されました。今年は、世界的にスキンケアが、どんどんカスタマイズされていくと予想されています。
例えば、クリニークでは、CliniqueiDというカスタムブレンドできる保湿ジェルを発表。まずは、乳液、ジェル状乳液、ジェル状保湿液などから自分の好きな保湿ベースを選択し、その後、自分のお肌のニーズに合わせて美容成分をカスタマイズしていくという、自分だけの保湿液を作れるシステムなんです。
その他、Neutrogena(ニュートロジーナ)は、NeutrogenaMaskiDというアプリをこのCESで発表しました。 このアプリを使って自分の写真を撮影し、自分のお肌の情報を入力すると、なんと自分専用の3Dフェイスマスクがプリントできるというサービスです。
また、エイボンでも、自分にあったファンデーションを見つけることができる、スキンアドバイザーのサービスが受けられるアプリを、昨年の10月に発表。 また、鏡に話したり、タッチスクリーンで操作するとビューティアドバイスをくれるスマートミラーも、今後ヘアサロンやスパなどあちこちに登場しそうです。
そして、YouCamのBeauty3.0というAIシステムも注目されています。これは、自分にあった色やお肌の診断をしてくれる自動システムで、コスメのお買い物をするときに、このシステムを使うと、すぐに自分にあったものがわかるので大変便利。今年、いくつかのUlta Beautyの店舗で取り入れて実験をするそうです。
日本が誇るSK=IIでも、FutureXSmartStoreというシステムを導入。AIテクノロジーを使って店内にいなくてもお買い物をしている疑似体験ができたり、お顔の分析や商品のオススメなどのアドバイスがもらえるというシステムです。
今まで自分にあったどんなコスメを選べばいいのかわからず、よく悩んでいたという人には画期的なサービス。今年は本当にどうやら、パーソナルスキンケアがキーワードになりそうです。
写真・参考サイト:https://www.premiumbeautynews.com/en/beauty-trends-skincare-gets,14482
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2019.01.30)