平均寿命、環境など様々なカテゴリーから169カ国を対象に、世界でもっとも健康的な国を選んだブルームバーグの研究リサーチによると、93%の高スコアで、スペインが最も健康的な国ナンバーワンに輝きました。(アメリカは35位というガッカリな結果です)
スペインの食生活は、エキストラバージンオリーブオイルやナッツを多く摂取する地中海ダイエットと言われる食事療法に近いので、2018年のニューイングランドジャーナル・オブ・メディスンの調べによると、国民が心臓疾患を抱えている人達が少なくて、脂肪分や糖分を極端に抑えるダイエットをしている人達に比べて、心臓発作などの起こる確率も少ないそうなのです。地中海ダイエットや、心臓、脳、不安症や鬱の症状の改善や、がんの予防にもなり、体重コントロールもしやすく、更年期の女性にも見合った食事だし、胃腸にも優しく、長寿のためにもなるという、オールマイティで合理的な食事方法なんです。
ちなみに、2位はイタリア!パスタやピザなどをたくさん食べているから太りそうだと思いますが、実はオリーブオイルや野菜などの摂取も多く、基本が地中海ダイエットを取り入れているので、アメリカ人よりもずっと健康というわけなんですね。また、スペインの中でもバレンシア地方が一番ヘルスコンシャスな地域なのだとか。かといってパエリアをバクバク食べていたら意味がないかもしれませんが、スペインの食生活には、今後注目ですね。
写真・参考サイト:https://www.wellandgood.com/good-food/healthiest-country-spain/
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2019.03.06)