フランスでは昨年、日本とフランスの有効160年を記念して、色々な文化交流イベントが開催されました。そのせいもあってか、フランスでは日本食や日本文化もブームになっています。
日本の文化や芸術の祭典「ジャポニズム」は、日仏両政府の主導で開催。実はこの活動に多大な貢献をしていたのが、資生堂でした。多くの画家やアーティスト、作家などと組んで、パリと東京の間で、多くのイベントをスポンサーしたり、協力をし、ポップアップショップも展開し、日本の紹介に力を入れてきました。
例えば、資生堂が発行している雑誌「カメリア(日本では花椿)」も全て翻訳され、ポップアップショップの店内に置かれ、日本の美容とファッション、カルチャーの歴史を紹介。和装や、和食に関するワークショップなども開催。
また、おもてなしとして、お琴の演奏があったり、日本のミニマリズムの美しさを紹介するビデオなどを流したり、また、資生堂のクリエーターが風呂敷の使い方や魅力を紹介するワークショップを開催し、資生堂オリジナル風呂敷も展示。イベントは大変な成功を収めました。
フランスの女性たちはこのジャポニズムにかなり影響を受けており、最近、日本の美容に注目が集まっています。日本に旅するのが夢!なんていう日本びいきの人たちが大変増えてきているのだそうです。フランスの美しい女性たちに日本の美容が見直されているなんて、なんだか嬉しいことですね!
写真・参考サイト:http://premiumbeautynews.com/en/new-japonism-a-rising-beauty-trend,14462
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2019.01.30)