今月はヒスパニック・ヘリテージ・マンス(9/15-10/15)といって、ヒスパニック系の人達のルーツをお祝いする月間期間。ヒスパニック(ラテン系)の女性は本当にセクシーで、ため息が出るほど。そこでアメリカに住むラテン系女性達に聞いた、ラテン女性が日常的にやっている美容法をいくつかご紹介します。
1つ目は、爪を強くするために、ガーリックを潰して、それをクリアなネイルポリッシュにまぜてベースコート的にネイルに塗る方法。すると、爪のキューティクルも強くなるし、長く伸ばしても健康的な爪が生えてくるのだそうで、ラテン系のおばあちゃんがよく自分の娘や孫に教える美容方なのだそうです。
2つ目は、ORS HAIRestore Hair Mayonnaiseという、ヘアマヨネーズ! もちろん本物のマヨネーズではありませんが、オリーブオイル、卵のプロテイン、ウィートジャームオイルや髪に良いハーブが含まれています。特にくせ毛の人、水分が不足している髪、ドライになりがちなカーリーヘアの人が使うと、しっかり保湿できるのだとか。海に入った後にも最適で、昔から愛用されているヘアプロダクトです。 https://www.orshaircare.com/product/hair-mayonnaise/
3つ目は、ヘアサロンでブロードライをした後に、tubiというヘアネットに髪の毛をまとめてくれるサービス。時間が経ってからこのヘアネットをとると、髪の毛がシルクのようにサラサラになることで知られています。ラテン女性にとって、ヘアサロンでのトリートメントはこれなしでは考えられないという人も多いほどです。
4つ目は、美容だけに限らず、ラテンの人達はとても効率的なモノの使い方をする点です。例えばハンドソープが少なくなっているとお母さんは水を入れてかさを増して使ったり、シェービングクリームが少なくなるとヘアコンディショナーを代用したりということも多々あります。ヘアコンディショナーを使ってもお肌がスムーズになるので、ラテンの人達は共用している人も多いそうですよ!
5つ目は、肌にハリを出すために、なんと痔を治療するクリームを顔に塗って一時的にタイトニングする美容法です。ラテンのおばあちゃんの知恵なのですが、あのキム・カルダシアンも、同じ方法でお肌のタイトニングをしているそうです。でも、クリームのせいで一瞬タイトになるだけなので、イベントや大事な撮影など、一時的にお肌を突っ張り感があってタイトに見せたいときに使う方法です。
6つ目は、ポンズ(Pond’s)のクリーム。これは日本でも昔からおばあちゃんが使っていたクリームだと思いますが、ラテン文化でもこのクリームはあらゆる人達に愛されてきたクリームです。人によっては、ポンズのクリームの威力を信じ切って、他のクリームを自分の子供や孫に使わせないという人までいるそうです。コロンビアなどではこのクリームも安いので、たくさん買ってアメリカに帰ってくるなんていう人もいるようですよ。
7つ目は、ヴィックスのヴェポラップ。お肌が痒いときや虫刺されに、ヴェボラップを塗るおばあちゃんやお母さんが昔から多く、塗っておくと翌日にはお肌の赤みや腫れがなくなるという理由で、ラテン系の人たちは肌のためにヴェポラップを使うことが多いそうです。
そして8つ目。ちょっと安い指輪をつけるときに、なんだか緑っぽい跡が指に残ることがあります。その指輪の跡が残らないように、指輪の内側にクリアカラーのネイルポリッシュを塗ってつける習慣があります。そうすると、グリーンフィンガーにならないとラテンの人達の間では知られています。 最後は、ベビーパウダーとレモン汁を混ぜたものを脇の下に塗ると汗をあまりかかない、という方法。最近、デオドラント剤のケミカルな成分が問題になっていますので、このようなナチュラルな方法が伝承されていることは素晴らしいですよね。
ラテンの美容法、役に立ちそうなものはありましたでしょうか? 気になったものは試してみては?
写真・参考サイト:https://www.refinery29.com/en-us/latina-best-beauty-tips
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2019.09.11)