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人気レストランで ローカリシャス・キャンペーン

Bynikkansan

3月 4, 2017

4年目を迎える地産地消を推進するキャンペーン『ローカリシャス』に、ハワイの170店ものレンスランが参画している。このキャンペーンはハワイ農業財団が創設し、農業教育プログラムの普及を目的として行われている。

 

シェフ・チャイ、ピッグ&レディ、マッド・ヘン・ウォーター、アラン・ウォン・ホノルルを含む参加レストランは3月中、地元で採れた食材だけを使ったメニューを1つ以上、『ローカリシャス・ディッシュ』として提供する。そのメニューが注文される度に1ドルが、ハワイ農業財団のヴェジーU資金として寄付される。ヴェジーUとは、小学校4年生向けの農業と化学の教育プログラムだ。 マウイ島で同様のキャンペーンを目にした、ハワイ農業財団のエグゼクティブディレクター、デニース・ヤマグチ氏が、2014年に『ローカリシャス』ハワイ全州で始めた。

 

「財団は5年前に、地元の農家や牧場、漁師を支援しているレストランの周知を図る戦略会議を行いました」とヤマグチ氏。「マウイ島で1年間に渡る『ローカリシャス』と呼ばれるキャンペーンが実施されている事を知り、そのコンセプトを採用し州全体の規模で展開しました。1年間は長すぎるとの地元レストランの意見があり、1ヵ月に限定したキャンペーンに形を変えました」 さらにヤマグチ氏は、財団の委員会に地元のカリスマシェフ、ロイ・ヤマグチ氏とアラン・ウォン氏をキャンペーン特別顧問として招聘。

 

開始時にはオアフ島とマウイ島の60店舗のレストランがキャンペーンに登録したが、現在その登録数は州全域の合計170店舗にまで増加している。 2014年のキャンペーン発足以来、45,000ドルが農業教育資金として集まり、カリキュラムや農具がハワイ内の約60の公立校と170のクラスへ届けられている。

 

今年のキャンペーンはソーシャルメディアを活用し『ローカリシャス・ディッシュ』を提供するシェフによる動画や絵文字を提供するなど、ミレニアル世代からより多くの興味や関心を集める狙いだ。