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マノアで子どもを狙う 不審者が出没

Bynikkansan

2月 11, 2017

マノアで不審者による事件が発生し、生徒と保護者に警戒を呼びかけている。マノア小学校の校長ケリー・ヒガ氏は同校の保護者にメールを送信し、1日水曜日に起きた事件について報告した。3人の児童がマノア・ロードを帰宅途中、白いホンダのセダンに乗車した2人の男に後をつけられたという。

 

乗車していた1人は、ある時点で車を降りて3人の子どもの後を追いかけ始め、もう一人は運転を続けながら子どもらの後ろをついてきたと、児童の母親が話している。

 

児童が走って逃げ出すと、やがて2人は車で走り去った。 3人の児童は両親に事件について報告し、警察に通報された。容疑者と見られる2人は20〜30代の男性でやせ型。両者とも多数のタトゥーを入れていた。 ヒガ校長は今回の事件が子ども達にとって、周囲に注意し、学校を出たら1人にならずに集団で行動するべきだと気付かせる良い教訓になったと話す。

 

「地域全体が安全であるか、常に確認してもらえるよう、保護者の皆さんにメッセージを送りました」と校長は加え、校内でも安全について指導を強化していると述べた。 地域住民は事件に恐怖を感じている。

 

「親として恐ろしい事件です。どこで起きても不思議ではありません」と保護者のジェイミー・フォンさんは話していた。 およそ2年前にも、マノア小学校の生徒にバンがつきまとう同様の事件が発生した。

 

不審者はバンの中から子ども達にキャンディが欲しいかと声をかけたが、子ども達は走って逃げ出し、別に通行していた車を止めて助けを求めた。 小学校はランチの時間に集会を開き、安全について話し合った。

 

校長はどちらの事件においても、逃げて信頼のできる大人に報告するのは正しい対応だったと評価した。